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記者11名が◎を打った重賞未勝利馬とは
出世目指し多彩な顔ぶれエプソムC座談会
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競馬専門紙「優馬」トラックマン座談会

 6月10日の日曜は、東京でエプソムカップ(GIII)が行われる。過去10年で1番人気馬が8連対、4番人気以下同士のワンツー決着もないという、データ上は比較的堅めの重賞だが、優馬TM(トラックマン)陣はどう攻略するのか。

15名中11名が◎ そこまで堅い? ダイワキャグニー

東京コースとの相性は抜群のダイワキャグニー
東京コースとの相性は抜群のダイワキャグニー【撮影:日刊ゲンダイ】

デスクダイワキャグニーが人気になるとは思っていたけど、本紙も含めてスタッフ15人中11人まで◎。ここから出世する馬も多いとはいえ、重賞未勝利馬にここまで支持が集まるとは、ちょっと意外なんだが」


武井「この東京では8戦5勝という抜群の実績を誇っていますが、敗れた3戦も明らかに距離の長かったダービーを除けば、休み明けでコンマ2秒差4着の毎日王冠と、枠なりに外を回らされる不利があってコンマ2秒差3着の東京新聞杯とハイレベルな内容でした。その東京新聞杯の1・2着馬が、その後にGIで好走していることを考えても、ここは重賞初制覇の絶好機でしょうね」


馬場「その毎日王冠で見せ場十分の4着は、メンバーを考えてもかなり評価できますよね。東京巧者でも、とりわけ1800mが合っていると言えます」


坂倉「僕も4戦3勝の東京1800mが、この馬にとって最も信頼できる舞台だと思っています。いつもより後ろの位置取りになりながらもしっかり脚を伸ばして、今までにない勝ち方だった前走のメイステークスも、かなり高いパフォーマンスでしたし、ここでも崩れはなさそうですね」


板子「しかも、トップハンデを背負っていたことを考えれば、着差以上に前走は内容が濃かったと思いますよ。重賞勝ちの実績がある馬が、今ひとつ本調子を欠いているだけに、ここは相手関係にも恵まれたと言えますね」


佐藤直「その前走で抑えが利いたのは気性の成長を示すものだし、馬体もまた成長しているよな。ダイワキャグニーは、ここを勝って、秋には昨年敗れた毎日王冠も勝てると思うぞ」


小桧山「燃えやすい気性で折り合いの不安がなくなったわけではないとは思うが、とにかく鞍上が手の内に入れているからな。前走は控えて脚質に幅を見せたけど、行く馬がいなければ前で運ぶことができるわけだし、展開に左右されることもないはず。あえて不安を探すとすれば、雨だけだろ」


デスク「確かに、ダイワキャグニーはこれまでの10戦全てが芝の良馬場なんだな。雨量はまだ微妙だが、降るのは確実という状況で、これまで通りの走りができない可能性もあるんじゃないか」


久光ダイワキャグニーは、いわゆるカキ込みの強い走りをする馬ですからね。こういうタイプは道悪をさほど苦ににませんし、僕は全く不安視してませんけど」


大江原「エプソムCでは、過去10年で1番人気が8連対もしているんだから、そもそも人気に逆らう必要がないぞ。素直にダイワキャグニー中心でいいだろ」


山崎「先週の安田記念では上位6着までを占めたように、とにかく今年は4歳世代の活躍が目立っていますし、このレース自体も過去10年で4歳馬が7勝しているというデータもありますからね。今回は数では2頭と劣勢の4歳馬ですが、ワンツーまであると思いますよ」


デスク「データも後押しするとは、参ったな。あと、陣営から状態面とかで何か不安な話は漏れ伝わっていないのか?」


守屋「前走については菊沢師も“大丈夫かな、と思ったほどの位置取りだった”そうですが、それだけに“収穫が大きい一戦だった”と目を細めていましたね。今回についても“前走は久々の分、ややテンションが高かったが、中2週ならガス抜きもできたと思うし、大丈夫だろう”と。取材の感触からも、全く逆らえませんよ」


小野智「ザキヤマ君も言ってましたけど、私も4歳馬2頭のワンツーがアリかなと思っています。ただ、前走のメイSでコンマ2秒差なら逆転可能と見て、サトノアーサーに◎を打ちました。そのコンマ2秒差は、4コーナーでのコース取りの差。6頭分くらい外を回ったサトノは、その時点で勝敗が決まった感を受けましたね。実際に上がり3ハロンはダイワと同タイム。テン乗りとなる戸崎圭騎手も“前走のように外を回さず、セコく乗ってみます”とのことなら、大外枠でも期待できますよ」


山崎「これはダイワにも言えることですが、レベルの高い世代の戦いでこれまで重賞を勝つチャンスがなかっただけで、サトノアーサーも、2着の毎日杯、3着の神戸新聞杯で先着を許したのは全てGI馬ですから、重賞を勝つだけの力は備わっていると見ていいでしょう」


那谷サトノアーサーは、2戦2勝で終えた2歳の時点から池江寿厩舎でもエース級の評価だったけど、いまだ重賞を勝てていないのは、折り合いに難しい面があることと、大トビでエンジンの掛かりが遅いためだろうな。前走にしても、追い切りの段階からモッサリした動きで筋肉のハリも一息。それでアワヤの内容だったんだから評価できるよ。“一叩きしたことで筋肉にメリハリがついたし、動きも追ってからの反応も良くなった、かなりの上積みを感じる。少々の雨なら割引とはならない“とのことなら、当然、好勝負になるな」

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