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サッカー小説連載企画(アイム・ブルー)

[連載小説]アイム・ブルー(I’m BLUE)
第21話 会長の本音と建て前

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木崎f伸也、初のフィクション小説。

イラストは人気サッカー漫画『GIANT KILLING』のツジトモが描き下ろし。

 冨山がカーテンをくぐってエコノミークラスを眺めると、3分の1程度の埋まり具合で、席をまたいで寝転んでいる記者が多い。スポーツ新聞社も資金が潤沢とは言えず、チャーター機には各社1人だけしか乗せていない。


 広報の呼びかけで、記者たちが前に集まった。壮行試合で結果が出なかっただけに、ピリピリとした雰囲気がある。いきなり核心を突く質問が飛んできた。


「新監督のノイマン、大丈夫ですかね? いきなり1対3で負けて、内容もボロボロでした。前監督のオラルとはかなりゴタゴタがありましたが、新監督とはコミュニケーションを取れているんでしょうか?」

木崎f伸也
1975年、東京都生まれ。金子達仁のスポーツライター塾を経て、2002年夏にオランダへ移住。03年から6年間、ドイツを拠点に欧州サッカーを取材した。現在は東京都在住。著書に『サッカーの見方は1日で変えられる』(東洋経済新報社)、『革命前夜』(風間八宏監督との共著、カンゼン)、『直撃 本田圭佑』(文藝春秋)など。17年4月に日本と海外をつなぐ新メディア「REALQ」(www.real-q.net)をスタートさせた。18年5月、「木崎f伸也」名義でサッカーW杯小説『アイム・ブルー』を連載開始

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