長谷部「コロンビアを想定してやりたい」 国際親善試合 スイス戦前日コメント

スポーツナビ

スイス戦に向けて日本代表がスタディオ・コルナレドで前日練習を行った 【スポーツナビ】

 サッカー日本代表は現地時間8日(以下同)、スイスのスタディオ・コルナレドで国際親善試合のスイス戦に臨む。試合を翌日に控えた7日、選手たちがトレーニングを行い、メディア対応に応じた。

 スイスは日本代表がワールドカップ(W杯)ロシア大会の初戦で戦うコロンビアと同じ「4−2−3−1」のシステムで戦うことが多い。長谷部誠は「コロンビア戦に向けてのいいテストにもなると思う。W杯初戦を想定して、明日はやりたい」と本大会を見据えて戦う考えを示した。

 7日に発表された最新のFIFA(国際サッカー連盟)ランキングで日本の61位に対し、スイスは6位に位置する強豪だが、槙野智章が「リアクションではなくアクションを起こせる守備を見せたい」と意気込みを語った。

長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)

テストマッチでも、長谷部は勝利という結果を求める 【スポーツナビ】

「個人的には結果がほしい」

(スイス戦は)さまざまなテーマがあると思いますけれど、個人的には結果がほしいですね。久しく勝っていないので、勝つことはチームにとって自信になる。そういう部分では勝利を求めたいし、スイスは「4−2−3−1」でやってくることが多いので、そういう意味ではコロンビア戦に向けてのいいテストにもなると思う。W杯初戦を想定して、明日はやりたいです。

(前回の)ガーナ戦は相手がどう出てくるかよりも、自分たちがオプションを持つという意味で3バック。相手が3トップだったら4バックのほうが組みやすいけれど、いろいろなトライをするということで、相手どうこうよりは3バックをオプションで持とうということで試した。ベースは4バックかなというのは感覚としてあるし、明日に関してもどっちでやるかはあるけれど、試合の中で選手が対応することが大事だと思う。コロンビアがどう来るかは分からないけれど、自分たちは柔軟性でもって対応していきたいです。

 スイスは後ろからボールをつないでくるチームなので、できれば前にプレッシャーにいって(ボールを)取れればというのはありますが、相手に(マークを)はがされた時にどういう守備をするかとか、そういうところでトライしたいですね。明日の試合で、また課題が出てくれば、それはポジティブに捉えればいいと思う。結果と課題とのバランスもあると思うけれど、欲を言えばすべてを求めたいというのはあります。

(コミュニケーションに関して)サッカーというものは生き物なので、監督が誰であれ選手がピッチの中で考えてコミュニケーションをとってやっていくのは大前提としてあると思います。西野監督の場合は特に、選手に投げ掛けたり、選手がピッチの中でどういう対応ができるかというのを強く求める監督です。それは選手としてもメッセージとして受け取って、よりコミュニケーションというか、自分たちでやらなければという感覚は出ていると思います。

香川真司(ドルトムント/ドイツ)

香川はポジションにはこだわらず、出場機会に備えて「準備をするだけ」と語る 【スポーツナビ】

「どこで出ても問題ない。準備するだけ」

 今週の練習で、攻守においてやることはやったので、そこはチームとしてやれればいいと思います。

(今はスタメンが確保できていない立場だが、本番に向けて)そこは正直分からないです。どっちにしろ常にいい準備をして、いいプレーができるように自分に言い聞かせています。あと2試合あるので、その中でチームとして一番いい形ができればベースもできてくると思います。それはまだできていないところがあるので、試合を通してそういう自信だったり手応えが感じられればいいと思います。この2試合は本番ではないですけど、そういうのをイメージしながらプレーしていきたいです。

(本田圭佑はトップ下で出場するようだが、そのポジションへのこだわりは)特にないですね。左だろうが右だろうが真ん中だろうが、僕はどこで出ようが準備したい。ひとつ言えるのは、それらのポジションはすべて経験しているので、どこで出ても問題ないと思っています。トップ下が自分には一番得意なポジションですが、それは監督が判断すること。圭佑が出ようが、(自分が)途中から出ようが、そこはいいプレーができるように準備をするだけだと思います。

(チームの方向性については)日々ミーティングをしたり、練習の中で感じるところはたくさんあります。ただ攻撃に関する規制はなくなっているので、前よりも自由。ただしチームの中での決めごとは、ひとつ大事になってくると思います。個人が自分のタイミングで動き出すことも大事ですが、必ずチームとして連動しないと、崩しにかかるときは難しくなる。そこの距離感だったりコンビネーションというものは、明日の試合で生命線になってくると思います。

武藤嘉紀(マインツ05/ドイツ)

限られたチャンスを生かすべく、武藤は頭をクールに保つよう心がける 【スポーツナビ】

「身体は疲れていても、頭はクールに」

(スイス戦の攻撃面での狙いは)監督も言う通り、多少つなぐところが大事だと思います。(相手が)強ければ強いほどつなぐ時間というのは少なくなると思う。まずは守備で全員がしっかりプレスをかけるということ。泥臭くやるというのが前提でポゼッションにつながると思うので、そこは履き違えずにやっていきたいです。

(スイスは)FIFAランキング6位の相手ですし、自分たちがポゼッションで支配するのは難しいと思います。苦しい時間帯はあると思うけれど、そこはしっかりと耐えて。ああいう大舞台ではなかなかチャンスは回ってこないと思いますけれど、回ってきたときに決め切らないといけない。とにかく身体は疲れていても、頭はクールさを維持できていればと思います。

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