いきなり出た!新シーズン開幕週で★9つ ディープ娘グランアレグリアが圧巻パフォ
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
新馬コースレコードV GI級の素質 グランアレグリア
素晴らしいパフォーマンスで★9つを獲得したグランアレグリア 【撮影:日刊ゲンダイ】
グランアレグリア 牝 馬体重:458kg
★★★★★★★★★ 9点
騎手:ルメール 厩舎:(美) 藤沢和
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング
父:ディープインパクト
母:タピッツフライ(Tapit)
昨年も同生産・同馬主のステルヴィオが制したレースだが、その昨年を1秒2も上回る1分33秒6の勝ち時計は2歳新馬のコースレコード。2歳戦全体で見てもロゴタイプがベゴニア賞でマークした時計と同タイムで、これを上回ったのはダノンプレミアムとクラリティスカイのみ、この3頭はいずれも後のGIウィナーである。余裕タップリの追い出しでマークした上がり3Fは33秒5、レースの上がり3Fのラップも11秒3−11秒1−11秒2と極めて優秀。2歳6月の時点でこれだけのパフォーマンス、順調なら来春のヒロイン候補だろう。
馬体診断
スッキリとした仕上がりで、この時期の牝馬らしいシルエットではあったが、非力さは感じなかった。各部のパーツはシッカリとした造りで、まだまだ成長の余地もあるだろう。瞬発力・スピード・持続力、全てが高レベルで備わっており、気性的な難しさもなく、距離は延びてもOK。
血統診断
母タピッツフライは米で走り、芝マイル戦のGIを2勝。近親にはベッラレイア(フローラS1着、オークス2着)などがいる。母父Tapitはダート血統だが、産駒にラビットラン(ローズS)がいて芝もOKのポテンシャルあり。同厩のアルーシャは本馬と同じ父・母父の組合せを持ち、クイーンCで3着に好走、先週の東京芝1400m戦で2勝目をマークしている。東京コースへの適性が高い血統と言えそうだ。
馬券の狙い目→距離の融通が利くタイプでオークス(東京芝2400m)も視野に入ってくる。東京コース向きで、ひとまずはアルテミスS(東京芝1600m)辺りが狙い目か。
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