いきなり出た!新シーズン開幕週で★9つ ディープ娘グランアレグリアが圧巻パフォ

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 昨年はケイアイノーテックとステルヴィオが勝ち上がった新馬戦開幕ウィークだが、今年も素質馬たちが圧巻のパフォーマンスを披露。日曜の東京マイルで勝利したディープインパクト牝駒のグランアレグリアは、いきなり★9つ評価を獲得した。

新馬コースレコードV GI級の素質 グランアレグリア

素晴らしいパフォーマンスで★9つを獲得したグランアレグリア 【撮影:日刊ゲンダイ】

6/3(日) 東京5R 2歳新馬 芝1600m
グランアレグリア 牝 馬体重:458kg
★★★★★★★★★ 9点
騎手:ルメール 厩舎:(美) 藤沢和
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング
父:ディープインパクト
母:タピッツフライ(Tapit)

 昨年も同生産・同馬主のステルヴィオが制したレースだが、その昨年を1秒2も上回る1分33秒6の勝ち時計は2歳新馬のコースレコード。2歳戦全体で見てもロゴタイプがベゴニア賞でマークした時計と同タイムで、これを上回ったのはダノンプレミアムとクラリティスカイのみ、この3頭はいずれも後のGIウィナーである。余裕タップリの追い出しでマークした上がり3Fは33秒5、レースの上がり3Fのラップも11秒3−11秒1−11秒2と極めて優秀。2歳6月の時点でこれだけのパフォーマンス、順調なら来春のヒロイン候補だろう。

馬体診断
 スッキリとした仕上がりで、この時期の牝馬らしいシルエットではあったが、非力さは感じなかった。各部のパーツはシッカリとした造りで、まだまだ成長の余地もあるだろう。瞬発力・スピード・持続力、全てが高レベルで備わっており、気性的な難しさもなく、距離は延びてもOK。

血統診断
 母タピッツフライは米で走り、芝マイル戦のGIを2勝。近親にはベッラレイア(フローラS1着、オークス2着)などがいる。母父Tapitはダート血統だが、産駒にラビットラン(ローズS)がいて芝もOKのポテンシャルあり。同厩のアルーシャは本馬と同じ父・母父の組合せを持ち、クイーンCで3着に好走、先週の東京芝1400m戦で2勝目をマークしている。東京コースへの適性が高い血統と言えそうだ。

馬券の狙い目→距離の融通が利くタイプでオークス(東京芝2400m)も視野に入ってくる。東京コース向きで、ひとまずはアルテミスS(東京芝1600m)辺りが狙い目か。

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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