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サッカー小説連載企画(アイム・ブルー)

[連載小説]アイム・ブルー(I’m BLUE)
第19話 四面楚歌の選手ミーティング

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木崎f伸也、初のフィクション小説。

イラストは人気サッカー漫画『GIANT KILLING』のツジトモが描き下ろし。

 日本代表が宿泊するホテルには、「リラックスルーム」と呼ばれる部屋が用意される。ホテル生活で息がつまらないように、選手が交流するためのスペースが設けられるのだ。


 代表でフロアを貸し切り、その中の1つの部屋からベッドを片付け、ソファをずらりと並べる。即席の部室のような感じだ。


 丈一はコーチから借りた戦術用の小さなホワイトボードを脇に抱え、リラックスルームへ向かった。廊下を歩きながら、最初に誰に話を振るかを考える。場を荒らさないためには、意見が偏っていないマルシオやグーチャンあたりがいいだろう。とにかくギスギスした雰囲気にしないのが大事だ。

木崎f伸也
1975年、東京都生まれ。金子達仁のスポーツライター塾を経て、2002年夏にオランダへ移住。03年から6年間、ドイツを拠点に欧州サッカーを取材した。現在は東京都在住。著書に『サッカーの見方は1日で変えられる』(東洋経済新報社)、『革命前夜』(風間八宏監督との共著、カンゼン)、『直撃 本田圭佑』(文藝春秋)など。17年4月に日本と海外をつなぐ新メディア「REALQ」(www.real-q.net)をスタートさせた。18年5月、「木崎f伸也」名義でサッカーW杯小説『アイム・ブルー』を連載開始

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