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最後の「降級」6月の年齢別成績は?
クラス編成替え直後の馬券傾向を分析

「降級制度」は本年が最後

 今年まででの廃止が決定している「降級制度」。1000万条件以上に在籍する多くの4歳馬が6月に下のクラスへと降級するのは、本年が最後となる。そこで今回は、クラス編成替え直後・6月の年齢別成績を改めて検証してみたい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JVを利用した。また集計期間は、6月の上旬にクラス編成替えが行われるようになった12年から、昨年までとしている。

6月の500万条件における年齢別成績

表1
表1【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 まずはレース数がもっとも多い、500万条件から見てみよう。好走確率は3、4歳がほぼ互角で、5歳以上を大きくリード。出走数に差がある分、降級馬を含む4歳馬がよく来る印象を持つクラスだ。また、出走馬の4分の3以上がこの3、4歳馬。5歳以上は好走確率が下がる上に出走数も少なくなるため、逆に「あまり来ない」という印象になる。

3〜4歳馬、6月・500万条件の前走クラス別成績(前走障害除く)

表2
表2【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 好走の多い3、4歳馬について、前走クラス別(一部はその着順別)の成績を見てみよう。今回は便宜上「降級」と表記しているが、これは「前走で上のクラスに出走した馬」すべてを意味し、格上挑戦だった馬なども含まれることはご了承いただきたい。


 まず3歳馬から。成績が良いのは「降級戦」だが、上記の通りで、3歳馬はクラス編成替えではなく、前走でオープン・重賞に格上挑戦した馬になる。たとえば、後に宝塚記念を制するマリアライトや、ストレイトガール、ウリウリ、ロジチャリスといった後の活躍馬が、前走オープンからこの時期に500万条件に出走し、勝利を収めている。また「同クラス」や「昇級戦」の馬でも、表1にあった5歳以上の馬よりは十分に好走確率は高い。


 一方4歳馬は、降級馬の中でも前走で2〜4着だった馬の成績が良い。着順を個別に調べると前走5着は複勝率44.6%と、悪くはないが2〜4着とは差があるため、「掲示板」ではなく、「上のクラスで4着以内」の馬は特に信頼性が高いと覚えておきたい。同じ降級馬でも、前走5〜9着の馬は、同クラスで連対していた馬と変わらない成績だ。同クラス1着と2着では好走確率に差がないため、回収率は同クラス2着がやや上回る。また、同クラス4着以下になると、表1にあった5歳以上とほぼ変わらぬ結果になる。

6月の1000万条件における年齢別成績

表3
表3【画像提供:JRA-VANデータラボ】

続いて1000万条件。4歳馬が複勝率42.6%、3歳馬が33.6%と、表1にあった500万条件よりもさらに、3〜4歳馬が強いクラスだ。500万条件と異なる点は、5歳以上の出走数のほうが3〜4歳よりも多いことだが、好走確率に大きな差があるため、連対馬の7割は3〜4歳馬が占めている。

3〜4歳馬、6月・1000万条件の前走クラス別成績(前走障害除く)

表4
表4【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 同様に3、4歳馬について細かく見てみよう。まず3歳馬は、500万とは違い「降級戦」「昇級戦」の勝率、連対率はほぼ互角。そして複勝率では「昇級戦」の馬が40.0%と、前走でオープン・重賞に出走した馬よりも、500万条件を勝ち上がってきた馬のほうが高くなる点には注意したい。


 4歳馬は、特に「降級2〜5着」と「同クラス1着」の勝率、連対率の高さが目立つ。やはり同じ降級でも、前走で上位を争っていた馬のほうが信頼できるということだ。また「同クラス1着」のほとんどは、5月以前に1000万条件を勝ちいったん昇級したものの、上のクラスには出走せず、クラス編成替え後に再び1000万条件に出走したパターン。そして「同クラス」の2着以下は、クラス編成替え後(降級後)2度目以降の出走馬。つまり、降級してから1度敗れた馬よりは、クラス編成替え前に勝ってそのまま同条件に出走した馬のほうが好成績、ということになる。

JRA-VANデータラボ

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