人気か穴か? NHKマイル好走馬の共通項 1番人気高勝率も…特に注目したい馬体重

JRA-VANデータラボ

穴馬の激走も少なからず見られるレース

 今週のG1は3歳マイル王決定戦・NHKマイルC。人気馬が強い走りを見せる年もある一方で、なかなか予想もつかないような穴馬の激走も少なからず見られるレースだ。今年はどんな結果が出るのか、過去の傾向をみてみたい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JV、馬天楼 for データde出〜たを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 過去10年、1番人気が6勝。ただ、2〜3着は1度もなく、負ければ馬券圏外という点は連単系の馬券を買う際には注意したい。2、3番人気は複勝率40.0%で、この1〜3番人気が計【8.4.2.16】複勝率46.7%、単複の回収率は105%、93%の好成績になる。4番人気以下は好走馬が分散気味。特に7〜9番人気は13年の8番人気・フラムドグロワールの3着1回しかない。そのため、穴を狙うなら中途半端にはならず、2桁人気の馬を狙っていったほうがおもしろい。

前走クラス・レース別成績(レースは好走馬輩出レース・本年該当登録馬有)

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 今年はアーリントンCがトライアル競走となり、以前より間隔が詰まってきた。その影響が今後どう出るかは未知数だが、過去10年ではやはり、昨年以前もトライアルだったニュージーランドT組の好走馬が多い。ただ、出走数も多く率はさほど高くないため、その中での取捨がカギになる。好走確率が高いのは毎日杯やスプリングS組だ。

前走ニュージーランドT組の前走人気・着順別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表3は、出走・好走とも多いニュージーランドT組について、同レース時の人気と着順別の成績を調べたものである。まず着順は4着以下だと【1.0.3.33】で、連対したのは13年の優勝馬・マイネルホウオウ(同レース7着)のみと、4着以下だった馬は連対までは苦しい。また、この組の好走馬9頭はすべて同レース5番人気以内。6番人気以下だった馬では、たとえば11年にエーシンジャッカル(同レース7番人気2着)がここで3番人気に推されながら9着敗退を喫するなど、29頭すべて圏外敗退を喫している。

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