1番人気11連敗中の新潟大賞典 データイチ押しの狙えるタイプは?

JRA-VANデータラボ

馬券ファンなら見逃せないハンデ重賞

 今週は土日に3重賞。このうちG1・NHKマイルCも大きく荒れる年が見られるレースだが、同じ日曜のハンデ重賞・新潟大賞典も1番人気馬が11連敗を喫するなど、馬券ファンとしては見逃せない一戦だ。そこで今回は、その新潟大賞典を取り上げたい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JVを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 冒頭で触れたように、新潟大賞典は11年連続で1番人気馬が敗退しており、過去10年では【0.1.2.7】となる。ただ、10番人気以下の勝利は1頭だけで、優勝馬10頭中9頭は2〜6番人気。相手候補には穴馬も悪くないが、1着候補をあまりヒネりすぎるのは良くない。

単勝オッズ別成績

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 人気が割れやすいハンデ戦ということで、単勝オッズ別の成績も見ておこう。優勝馬を出しているのは単勝4倍〜19.9倍のゾーン。表1で2桁人気馬の1着があったが、該当馬・16年のパッションダンスは10番人気でも単勝は19.4倍。単勝20倍を超えるような馬は1着候補に据えづらい。また、単勝5〜6倍台や、10倍台が高回収率。特に単勝5.0〜6.9倍は複勝率66.7%にもなるため、該当する馬がいれば逃さず候補に加えたい。

年齢別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 年齢別では、4歳〜6歳の複勝率はほぼ互角、連対率はやや6歳が高い。また、複勝の回収率も4歳より5歳や6歳のほうが高い傾向だ。そしてここで注目したいのは、表の右に記した1〜5番人気馬の成績。6歳で5番人気以内に推されれば【3.2.0.3】で連対率62.5%と非常に安定しており、今年も見逃さないようにしたい。

ハンデ・増減別成績

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 ハンデは56キロ〜57キロが好走30頭中22頭と圧倒的。53キロ以下は好走なし、57.5キロ以上も2着1回にとどまるため、まず54〜57キロの中から選びたい。また、前走比で好走が多いのは「増減なし」の馬だが、連対率や複勝率が高いのは「今回増」の馬。特に前走もハンデ戦に出走していて「今回増」になった馬は、複勝率54.5%を記録する。勝ち切れないため1着候補には不向きだが、2〜3着候補としては注目したい。

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