アスカ、レッスルマニア出場は「運命」
リック・フレアー娘の持つベルト挑戦へ
女子初のロイヤルランブルを制し、レッスルマニア出場を決めた“ヒストリーメーカー”アスカにインタビュー
女子初のロイヤルランブルを制し、レッスルマニア出場を決めた“ヒストリーメーカー”アスカにインタビュー【(C)2018 WWE Inc All Rights Reserved】

 現地時間4月8日(日本時間9日)、米国のプロレス団体「WWE」の年間最大となるイベント「レッスルマニア34」が米国ニューオーリンズにあるメルセデス・ベンツ・スーパードームで開催される。


 WWEのレジェンドレスラー、リック・フレアーを父に持ち、現WWEスマックダウン女子王者のシャーロット・フレアー。そのベルトに挑戦するのが、WWE入団以来、連勝街道をひた走っている“ヒストリーメーカー”アスカだ。


 アスカは2015年10月にWWEのファーム団体NXTでデビューすると、翌年4月にはNXT女子王座を戴冠。その後も王座防衛を続けると、昨年5月には無敗のまま174連勝を達成し、ビル・ゴールドバーグの持つWWE史上最多記録となる173連勝を塗り替えた。記録更新後には鎖骨骨折で欠場した時期もあったが、復帰後にはNXT卒業から、RAWへと昇格。その勢いのまま今年1月に初開催となった女子のロイヤルランブルで優勝し、レッスルマニア出場を決めた。


 そのアスカがレッスルマニアを前に、日本メディアからの電話インタビューに応じた。


ロイヤルランブル優勝は「“運命”が手を引いてくれた」

――WWE女子初となるロイヤルランブルを制しての感想は?


「世界一の女子選手であることを証明する」とWWE入団の時に言ったのですが、私にとってWWEに入団することがゴールではなくて、所属したことで世界に証明するための切符を手に入れたという感じでした。

 それから無敗や連勝、王者防衛記録という歴史的な記録を数多く手にすることができて、いよいよ準備が整ったところで、女子初のロイヤルランブルという大きなチャンスが巡ってきました。史上初ということもありますし、そして一人の勝者が永遠に名前が残るということで、“ヒストリーメーカー”の私としては、やっぱり参加するだけでなく、結果も必要と感じていましたね。

 さらにここで勝利すればレッスルマニアでの権利も手に入れられるということだったので、こんなにもいろいろな好条件が私の前に整列していて、“運命”が私の手を引いてくれているようで、強い運命を感じました。


――試合自体は?


 やっぱり難しかったですよね。1対1ではなく、(複数の選手が)組んだり、向こうは(オーバーザトップロープで)落とすこともできますから。気が気でないというか、いつどこで何をされるか分からないので本当に大変でした。


――無敗記録を続けるアスカ選手は「狙われる立場」だった中で、それをくぐり抜けられた要因は?


 やっぱり実力と運命なんちゃうんかなと思いますね。

WWE女子の“テッペン”を決める戦いへ

シャーロット(左)との戦いは、WWE女子「テッペン」対決となる
シャーロット(左)との戦いは、WWE女子「テッペン」対決となる【(C)2018 WWE Inc All Rights Reserved】

――優勝の権利としてRAW女子王座とスマックダウン女子王座の挑戦を選択できたが、その場で決めなかったのは?


 それはやっぱり様子を見ていたかったというところ。どちらがいいかというのは、まだ時間もあったし、すぐに答えを出すというより、様子を見ていたかったというところです。


――その時にどちらを選ぶかの気持ちはあった?


 自分がRAWにいるからとか、スマックダウンにいないからというのはまったく考えていなかったです。相手がシャーロットなのかアレクサ(・ブリス=RAW女子王者)かと。その間にもタイトルマッチが何回かあったわけですから、結局どうなるかの様子を見なければいけなかったわけですし。タイミングがあそこやったということですね。


――シャーロットに照準を定めた理由は?


 シャーロットか私か。どちらかが現在のWWEのトップであると思っています。WWEもこの1戦の勝者がWWE女子の“テッペン”になると思っているでしょうし。

 シャーロットはリック・フレアーの娘ですし、身体能力も高い。お互いのプライドを懸けた戦いにもなるので、その舞台がレッスルマニアで良かったなと思いますね。


――レッスルマニア初出場がこのシチュエーションだということについては?


 なかなかこの条件で、レッスルマニアという大舞台にそろうというのはないですよね。何回も言いますけど、運命と実力でここまで来られたと思っています。

ベルトを取って日本凱旋へ

レッスルマニアでベルトを獲得し、日本公演に凱旋したいと話すアスカ
レッスルマニアでベルトを獲得し、日本公演に凱旋したいと話すアスカ【(C)2018 WWE Inc All Rights Reserved】

――“ヒストリーメーカー”として歴史を作ることに対するプレッシャーは?


 プレッシャーはそんなに感じていないです。ゴールドバーグの歴代連勝記録を超えてからも随分勝利を重ねて、今では何連勝になっているかさえ分からないです。先月見た公式の情報では、240勝を超えていたようですし、今後、二度と超されることがないようなところまで行きたいというのが本音ですね。


――シャーロットに対してどう戦うか?


 彼女は身体能力も優れていますし、背も高いし、体もしっかりしています。飛んでもきますし、その部分では考えながらやっていこうと思っています。でも日本で彼女と同じぐらいの男子選手と結構、試合をしているんですよね。まあ本当に、いろいろな男子選手と戦ってきて良かったなと思っています。


――ここでスマックダウン女子王者になれれば、6月の日本公演では王者として凱旋となりますか?


 ねえ! そうなるのかな? 私もほんま分からないんです。できれば、ベルトを取って、ベルトを持って日本に帰って、日本のユニバース(WWEファン)のみなさんにお披露目したいです。

二度とないシチュエーションでレッスルマニア出場

みんなが憧れるレッスルマニアという舞台で、さらに連勝街道を進むことができるか
みんなが憧れるレッスルマニアという舞台で、さらに連勝街道を進むことができるか【(C)2018 WWE Inc All Rights Reserved】

――今回のレッスルマニアでは総合格闘技イベントのUFCで活躍したロンダ・ラウジー選手がWWEに入り、アスカ選手との対戦のうわさもありましたが、ロンダ戦については?


 面白いと思いますよ。ラウジーの試合は1度も見たことがないので判断はできないですけど。これはいずれ。かなえたら面白いと思いますよ。


――アスカ選手にとってレッスルマニアとは?


 レッスルマニアというのは、みんな選手が憧れる舞台だと思います。みんなが憧れる舞台に立てるというのは信じられないです。そんな舞台に立てる楽しみが大きいですね。


――最後に試合に向けての意気込みを。


 WWEに入団してから止まることなく、ノンストップでレッスルマニアまでたどり着きました。しかもチャンピオンベルトを懸けて、シャーロットとのシングルマッチとなるので、おそらく、このようなシチュエーションでは二度とレッスルマニアで試合ができる選手はいないと思います。どうぞみなさんも楽しみにしていて下さい。

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