馬場も気になる? 高松宮記念データ予想 コース改修後は先行抜け出しが圧倒的有利
12年以降はコースが変わっている点に注意
その点に注目しながら高松宮記念の傾向を見ていくことにする。データの分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。
過去10年の高松宮記念の結果
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
つまり12年以降、良馬場で行われた際はすべてレコード決着となっているというわけだ。さすがにこれ以上、更新するのは容易ではないが、当日の馬場状態はかなり気になるところだ。今年は天気予報によると、今のところ雨の心配はなさそうだが、果たしてどうなるか。17年と15年は稍重、14年は不良馬場で行われており、近年は良馬場でできるとは限らない状況になっている。
好走馬、特に勝ち馬の脚質を見ると、明らかな特徴が見える。3〜4コーナーを2〜4番手で通過した先行馬が勝ちやすい。逃げ馬ではなく、先行から抜け出すのが勝ちパターンだ。コース改修により、最後の直線距離が伸び、坂もできたのだが、差しやすくなっているというようなイメージはない。こうした傾向は馬場状態に左右されない。良馬場でも、道悪でも好位から進めそうな馬が狙い目となっている。
高松宮記念出走馬の前走レース別成績(過去10年)
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
別路線からきて好走した馬を調べると、エアロヴェロシティやレッツゴードンキ、スリープレスナイト、レッドファルクスなどがいる。いずれもすでにG1連対実績がある馬であり、実力がある馬でないと厳しいと考えられる。