V候補・大阪桐蔭は初戦で伊万里と対戦 第90回選抜高校野球大会見どころ

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 第90回選抜高校野球大会(3月23日〜13日間/兵庫・甲子園球場)の組み合わせ抽選会が16日に行われた。史上3校目となる春連覇を狙う大阪桐蔭(近畿/大阪)は大会第4日第2試合の2回戦から出場、21世紀枠で春夏通じて初出場の伊万里(佐賀)と対戦する。なお、選手宣誓は抽選の結果、瀬戸内の主将・新保利於に決まった。

 以下、日程ごとの見どころを挙げていきたい。

初日:3月23日

 初日は1回戦3試合が行われる。開幕カードは東筑(九州/福岡)vs.聖光学院(東北/福島)。昨夏もエースを務め、夏春連続出場に貢献した東筑の右横手・石田旭昇が、昨秋の東北王者で歴代最強打線とも呼び声高い聖光打線にどのような投球を見せるのか。

 第2試合は昨秋の公式戦をエース黒河竜司が1人で投げ切った英明(四国/香川)と、水澤龍太朗、宮海土、渡邉匠の継投で甲子園をつかんだ国学院栃木(関東/栃木)という好対照なチームの対戦となる。

 第3試合は横浜DeNAの細川成也の弟・拓哉がエースを務め、光星学院時代に巨人・坂本勇人を育てた金沢成奉監督が率いる明秀日立(関東/茨城)が登場。昨秋の中国大会で1試合4本塁打を記録したスラッガー門叶直己擁する瀬戸内(中国/広島)と対戦する。

2日目:3月24日

 第1試合は春夏通じて初出場の由利工(21世枠/秋田)が春夏3度の全国優勝を誇る名門・日大三(東京)に挑む。142キロ左腕・佐藤亜蓮と日置航ら強打者揃う日大三打線のマッチアップは楽しみ。

 2回戦に入る第2試合は、成瀬和人や村松開人ら好打者のいる東海覇者・静岡(静岡)と1番・大槻龍城を中心につながりのある打線が持ち味の北海道覇者・駒大苫小牧(北海道)という実力校同士の一戦。

 第3試合は4番・上田優弥を中心とした攻撃野球で北信越王者となった日本航空石川(北信越/石川)が登場。セイバーメトリクスを重視する膳所(21世紀枠/滋賀)のデータ班が日本航空石川の弱点を見つけることができるか!?

3日目:3月25日

 第1試合は、昨秋の神宮大会での再戦となる神宮王者・明徳義塾(四国/高知)と関東王者・中央学院(関東/千葉)の一戦。昨秋は明徳義塾が5対3と勝利したが、一冬越えて中央学院も実力を伸ばしている。神宮大会でも本塁打を放った大谷拓海が明徳の鉄腕・市川悠太をどう打ち崩すか。

 第2試合は、エース平田龍輝ら経験豊富なメンバーが多い智弁和歌山(近畿/和歌山)が名門・富山商(北信越/富山)と対戦。昨夏の甲子園でも本塁打を放った主砲・林晃汰がケガから復帰し、24年ぶりの春制覇へ陣容は整った。富山商の140キロ右腕・沢田龍太の出来が勝敗を左右しそうだ。

 第3試合は、派手さはないがしぶとい智弁学園(近畿/奈良)と、昨秋の公式戦の数字は決して高くはないが能力の高い選手が揃う日大山形(東北/山形)という甲子園常連校同士の一戦となった。

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