2400mで男馬一蹴サトノワルキューレ 桜花賞も占える?オークス想定18頭公開

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 先週末は桜花賞トライアルのアネモネSとフィリーズレビューが行われたが、それを抜きにしても牝馬の活躍したレースが多かった。なかでもサトノワルキューレは、阪神芝2400mのゆきやなぎ賞で牡馬相手に好パフォーマンス。オークス想定オッズでも上位で初登場となった。

牡馬相手でもワルキューレは裏切らない サトノワルキューレ

牡馬を破ったサトノワルキューレ(青帽) がオークス戦線に名乗り 【撮影:日刊ゲンダイ】

3/10(土) 阪神9R ゆきやなぎ賞(500万) 芝2400m外
サトノワルキューレ 牝 馬体重:450kg(-6)
騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗) 角居
生産:下河辺牧場
馬主:サトミホースカンパニー
父:ディープインパクト
母:ヒアトゥウィン(Roi Normand)
初勝利時の評価:★★★★ 4点〔1000万クラス〕

 序盤は最後方からジックリと構えるレース運び。向正面から外に出して徐々に進出を開始すると、長くいい脚を繰り出して着差以上の完勝だった。前走は今回の2着馬が内に切れ込んで不利を受けたが、今度はその外から差し切る形で雪辱を果たした。この時期の牝馬が牡馬相手に500万の2400m戦を勝つというのは珍しい。直近では2009年のハシッテホシーノが該当し、同馬はその後フローラS3着→オークス8着の成績を収めている。

長所
 デビューからここまで3戦全てが牡馬相手の戦いで、特に前2走は不利がありながらもキッチリと走っているように底力がある。2400mをすでに2戦も経験しているというのはオークス戦線を考えるとこの上ないアドバンテージ。長く良い脚が使えるタイプで持久戦なら楽しみもある。

短所
 あまり小回りの利くタイプではなく、戦法に幅が乏しい。一線級の牝馬相手では切れ味勝負で分が悪く、勝負所で少し置かれてしまう点がネックになりそう。また、一戦毎に馬体が減っているのも気掛かり。できれば今回の馬体重をキープしたい。

オークス 想定単勝オッズランキング
(→)1番人気 ラッキーライラック 3.3倍
(→)2番人気 アーモンドアイ 5.2倍
(→)3番人気 プリモシーン 10.0倍
(→)4番人気 フィニフティ 13.4倍
(→)5番人気 マウレア 13.8倍
(→)6番人気 リリーノーブル 14.3倍
(NEW)7番人気 サトノワルキューレ 16.0倍
(↓)8番人気 ロックディスタウン 16.7倍
(↓)9番人気 レッドサクヤ 20.0倍
(↑)10番人気 アンコールプリュ 22.9倍
(↑)11番人気 ミュージアムヒル 23.6倍

(↓)12番人気 ロサグラウカ 26.7倍
(↑)13番人気 ハーレムライン 28.6倍
(NEW)14番人気 リバティハイツ 33.4倍
(↓)15番人気 デルニエオール 38.2倍

(↓)16番人気 オハナ 40.1倍
(↓)17番人気 レッドレグナント 66.8倍
(↓)18番人気 メサルティム 72.9倍

 中位以下でランキングが大きく動いた今回は特別に、現在のオークス想定18頭をご紹介。

 阪神芝2400mのゆきやなぎ賞で男馬を破ったサトノワルキューレと、フィリーズレビューを勝ったリバティハイツが初登場。フィリーズR2着のアンコールプリュはランクアップ、同3着のデルニエオールは支持率アップも、上位に「NEW」が多かったため、結果的にランクダウンとなった。

 他では、フローラルウォーク賞を勝ったミュージアムヒルがランク外から再浮上。アネモネSを制したハーレムラインがランクアップ、同2着のレッドレグナントは17番人気に後退した。

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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