GI級集結! 京都記念をデータで斬る レイデオロ最有力も逆転ならアルアイン

JRA-VANデータラボ

昨年のG1連対実績馬が6頭

 今週は東京で共同通信杯とクイーンC、そして京都では京都記念と3重賞が行われる。東京も2重賞もクラシックへ向けて注目は欠かせないが、今回は、昨年のG1連対実績馬が6頭も集結した豪華メンバーの京都記念を取り上げたい。春の大レースへ向けた前哨戦でまず好結果を出すのはどの馬か、過去の傾向からみていこう。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JV、馬天楼 for データde出〜たを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 落ち着いた頭数で行われる年が多いこともあり、過去10年、連対馬全20頭は6番人気以内。3着馬も7番人気以下では10年前のシルクフェイマス(11番人気)、9年前のヴィクトリー(9番人気)の2頭のみで、ともにG1連対実績馬。ここ8年は好走24頭すべて6番人気以内と、上位人気が中心になるレースだ。そんな中、複勝回収率を見ると3〜6番人気が良く、合計では【7.7.3.23】複勝率42.5%、複勝回収率132%になる。もっとも、1〜2番人気も複勝率は計55.0%と決して低くはなく、6番人気以内であればどこからでも入れる、くらいに考えるのが良さそうだ。

年齢別成績

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 年齢別では5歳馬が最多の5勝を挙げ、複勝率37.5%、単勝回収率142%など他を一歩リード。次いで4歳が4勝、そして6歳の1勝となる。4・5歳馬は平均6〜7頭が出走しているが、6歳のデスペラードが優勝した14年は4頭と、例年に比べ少なかった。今年は4〜5歳の有力馬が多いだけに、表1の人気面からもその4〜5歳馬から勝ち馬が出ると考えたい。

前走クラス別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 今年は前走国内重賞組ばかりのメンバー構成。そこで前走のグレード別に成績を見ると、G2組の不振が目立つ。連対したのは前年・ステイヤーズSからのスズカデヴィアス(15年)のみで、年明けのG2では、同じ京都の日経新春杯組が【0.0.1.16】、そして同距離のアメリカJCC組は【0.0.1.15】に終わっている。対してG1組は複勝率46.9%、単複の回収率も175%、123%の好成績。今年の出走予定馬のうち、G1連対実績馬はすべて前走でもG1に出走しており、まずはその中から候補を探りたい。

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