ダービー馬みつけた、ブラストワンピース きさらぎ賞の2頭もランキング上位に浮上

競馬専門紙「優馬」

今年も『サトノ』がクラシックへ サトノフェイバー

サトノフェイバー(奥)がグローリーヴェイズ(手前)を退け優勝(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

2/4(日) 京都11R きさらぎ賞(GIII) 芝1800m外
サトノフェイバー 牡 馬体重:524kg(-2)
騎手:古川 厩舎:(栗) 南井
生産:フジワラフアーム
馬主:サトミホースカンパニー
父:ゼンノロブロイ
母:ヴィヴァシャスヴィヴィアン(Distorted Humor)
初勝利時の評価:★★★★★★ 6点〔OPクラス〕

 初戦と同様に行き脚がついてハナを奪う。3角あたりでは2着のグローリーヴェイズが進出してきて一旦は先頭を譲るシーンもあったが、あくまでもマイペースだった。最後までこの2頭のマッチレースとなり、最後はクビの上げ下げをハナ差凌ぎ切った。キャリア1戦の馬がきさらぎ賞を制するのは史上初のこと。今後が楽しみになった。

長所
 大型馬だが、スタートが速く前にいける素軽さがある。コーナリングや手前の替え方もスムーズで、先行力を生かせる下地も十分にある。長く良い脚を使えるタイプで、初戦が2000mだったように、距離は延びてもOK。血統背景も確かで、伸びシロもまだまだある。

短所
 初戦もそうだったが、スローに落とした上での逃げ切り勝ちと、やや展開面に恵まれた印象がある。持久力は十分だが、その一方で切れ味に欠けるタイプ。先行争いに巻き込まるのも避けたいが、あまりペースが遅いのもマイナスと、やや難しいレースを強いられそうだ。

日本ダービー 想定単勝オッズランキング
(→)1番人気 ダノンプレミアム 3.8倍
(→)2番人気 ワグネリアン 5.3倍
(→)3番人気 オブセッション 6.4倍
(→)4番人気 タイムフライヤー 7.6倍
(→)5番人気 グレイル 10.8倍


(NEW)9番人気 サトノフェイバー 25.0倍
(NEW)10番人気 グローリーヴェイズ 25.8倍


 きさらぎ賞の1、2着馬がそれぞれ9、10番人気でランクイン。キャリア2戦のサトノフェイバーはさらなる成長を期待したい。グローリーヴェイズは、今回の2着により収得賞金1150万円となったが、ダービー出走にはもう少し上積みをしたいところ。

 今週末行われるGIII共同通信杯には、グレイル、ゴーフォザサミットなど、想定18頭に入っている馬も出走予定。春のクラシックに向けて注目の一戦となる。

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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