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春二冠へ注目きさらぎ賞 過去10年の傾向
好走データ合致馬不在…難解戦の主役は?

サトノダイヤモンドらを輩出

 今週の重賞は、東京新聞杯ときさらぎ賞の2レース。今回は、京都芝1800mで行なわれる3歳G3のきさらぎ賞を展望してみたい。15年はルージュバック、16年はサトノダイヤモンドとクラシックでも主役級の活躍を見せた馬が勝ち、17年も3着のダンビュライトが皐月賞3着に好走。クラシックに向けて見逃せない一戦を、過去10年のデータから展望する。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

人気別成績

表1
表1【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表1は人気別成績。1番人気は連対率70.0%としっかり連に絡み、2番人気も複勝率70.0%と確実に馬券圏内に入ってくる。このデータを見る限り、きさらぎ賞において本命・対抗級の馬を消すのであれば、熟慮したうえで決断すべきといえる。以下、3番人気から8番人気までは満遍なく好走しており、このゾーンは人気より馬本位で考えたほうがよさそうだ。ただし、9番人気以下は合わせて【0.0.1.22】と苦戦。極端な穴馬の激走はあまり期待できないかもしれない。

4角通過順別成績

表2
表2【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表2は4角通過順別成績。上半分が今走、下半分が前走のものだが、興味深いことに似た傾向が出ている。4角1番手は今走、前走とも複勝率が高く、悪くない成績なのに、4角2番手はどちらも振るわない。また、4角3〜4番手の勝率は今走、前走ともにトップで、4角5〜6番手もどちらも安定した数字が残っている。そんななかで、今走と前走で明らかな差が見られるのは4角7〜9番手。今走は優秀だが、前走の数字はイマイチだ。つまり、きさらぎ賞そのものでは差しも決まるが、だからといって前走でも差していた馬を狙うとあまりよくないようだ。手堅いのは前走で4角を3〜6番手を回っていた馬で、前走4角1番手の馬にも注意したい。

上がり3F順位別成績

表3
表3【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表3は、上がり3Fタイムの順位別成績。上半分が今走、下半分が前走のものとなっている。まず、今走に関しては、上がり1位の脚を使えば複勝率90.0%と馬券圏内をまず外さない。しかも、14年から昨年まで上がり1位の馬が4連勝中だ。また、上がり2位と上がり3位も複勝率60%台となっており、きさらぎ賞は速い上がりを使った馬が好走しやすいレースといえる。それは前走も同様。前走で上がり1位や上がり2位だった馬の好走率が高く、せめて上がり5位までには入っておきたいところだ。

前走クラス別成績

表4
表4【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表4は前走クラス別成績。上から順に見ていこう。前走新馬戦は出走した8頭すべてが4着以下と苦戦。厳しい臨戦となっている。対照的に前走未勝利戦は、複勝率42.9%、複勝回収率166%と侮れない存在だ。出走例、好走例とも圧倒的に多いのが前走500万下で、ここの取捨が的中のカギを握りそう。前走オープン特別と前走G3は、いずれも勝ち馬を2頭ずつ出している点に注目。前走G1はさすがの好走率だが、今年の登録馬には該当する馬がいなかった。

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