2018年重賞の馬券的中は京都金杯から! 好走データ総まとめ、特に枠順が重要

JRA-VANデータラボ

年始恒例の名物重賞

 2018年も中央競馬は東西の金杯からスタートする。当欄では昨年、中山金杯を取り上げているので、今回は京都金杯を過去10年の結果から分析したい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表1は人気別成績。ご覧の通り、1番人気から7番人気まであまり差のない数字が並んでいる。オッズに換算すると15倍ぐらいまでは互角とみて、人気に頼りすぎず、馬本位で考えたほうがよさそうだ。一方、8番人気以下になると好走率が大幅にダウンする。10番人気以下の好走も3例あるものの、人気薄の激走はあまり期待できない。

枠番別成績

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表2は枠番別成績。1月の京都開催は内枠有利のイメージもあるが、京都金杯でも内枠有利の傾向が明確になっている。昨年も1着のエアスピネルと3着のフィエロが3枠、2着のブラックスピネルが1枠という内枠決着。というより、過去10年で1〜4枠が1〜3着を占めたことが09年、10年、11年、13年、15年、17年と6回もある。一方、外枠に目を転じると、勝ち馬1頭を含む3頭の好走例がある5枠はまだしもだが、6〜8枠に入ってしまうと好走率が著しく下がる。このデータを見る限り、枠順の発表後に改めて各馬の評価を上げ下げする必要がありそうだ。

ハンデ別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表3はハンデ別成績。まずは牡馬(セン馬も含む)から見ていくと、成績がいいのは56.5キロや57キロで、さらに重い57.5キロや58キロの複勝率も悪くない。牡馬に関しては、軽ハンデ馬より、ハンデを課された実績馬のほうが好走しやすい傾向にあるようだ。一方の牝馬は、好走した3頭がすべて53キロだった。だから53キロが有利とみるのは早計だろうが、54キロ以上のハンデを課された場合は多少割引したほうがいいかもしれない。

前走との斤量比較

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表4は前走との斤量を比較したもの。「今回増」の成績が明らかに優秀で、「今回減」や「増減なし」より高い数値が並んでいる。ハンデ戦といえば、前走より斤量が軽くなった馬が狙い目という印象もあるが、京都金杯ではまったく逆の傾向が出ている。

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