今年の阪神JFで買える2戦2勝馬は? データも後押しオルフェーヴル産駒2頭

JRA-VANデータラボ
 今週は阪神競馬場で、阪神ジュベナイルフィリーズが行われる。過去10年の優勝馬からは、アパパネやブエナビスタなど5頭が翌年のG1を制しており、2歳女王決定戦であると同時に、将来も占う重要な一戦だ。今年は無傷の2戦2勝馬が人気上位を占めそうだが、そんな中で買えるのはどの馬か、過去の傾向から分析してみたい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JV、馬天楼 for データde出〜たを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 過去10年、優勝馬はすべて5番人気以内で、ここ5年にかぎると1番人気と5番人気しか勝っていない。また、2桁人気の好走馬3頭はすべて近5年から。近年の傾向としてはほぼ「5番人気以内か2桁人気」が狙いで、6〜9番人気で好走したのは13年のフォーエバーモアのみ。それも3着だったため、特に連対候補としては6〜9番人気は評価が下がる。

枠番別成績

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 枠番別の成績では、1枠が3勝、6〜8枠が6勝を挙げ、間の2〜5枠は13年のレッドリヴェール1勝止まり。2〜3着馬は分散しているため2〜5枠でも消す必要はないが、特に勝ち馬候補は1枠か6〜8枠を重視したい。また、6番人気以下の人気薄を見ると、1〜3枠と8枠は連対なしで3着2回まで。穴馬に連対まで期待するなら4〜7枠から選びたい。

1着馬、2〜3着馬、4着以下馬の新馬〜前走までの成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 表3は、過去10年の優勝馬10頭、2〜3着馬20頭、そして4着以下だった150頭についてそれぞれ、新馬戦から前走までの成績をまとめたものだ。まず一番左の優勝馬10頭を見ると、共通するのは「新馬戦3着以内」「新馬戦2〜3着馬は未勝利の初戦勝ち」「初勝利後は3着以下なし」「5番人気以下の経験なし」「芝1200mの経験なし」。まず1着候補はこのすべてを満たす馬から選択したい。

 そして本競走2〜3着馬20頭にも着外敗退経験馬は少なく、4着以下は5回だけ。その5回中4回は掲示板を確保しており、掲示板外は12年の2着馬・クロフネサプライズの小倉2歳S9着のみだった。また、そのクロフネサプライズは1〜3番人気で唯一馬券圏内を外した(新馬戦1番人気4着)馬のため、例外的な存在と考えたい。2〜3着候補をまとめると、「6着以下の経験なし(馬券圏外なしが理想)」「500万、オープン特別は3着以下なし」「1〜3番人気で馬券圏外なし」といったあたりになる。

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