名手ライアン・ムーアをデータで丸裸 馬券を買うならこの条件を狙え!
世界屈指の名手を分析
年度別成績
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
続いて回収率を見ていく。2012年は単勝回収率90%、複勝回収率126%という高い数値を記録しており、当時はその実力が知れ渡っていなかった様子が見てとれる。2013年以降は、単複ともに70%前後の回収率に収まることが多く、人気を集めるようになったことがわかる。とはいえ、勝率を落とした今年でも複勝率50.0%と、2回に1回は馬券圏内に入ってくる計算。やはり、ムーア騎手の騎乗馬を軽視するわけにはいかなそうだ。
競馬場別成績
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
ダートは東京の好走率が高い。それ以上に優秀なのが中京で、芝ダートを問わない得意競馬場と考えてもよさそうだ。反面、中山と京都はひと息。関東の開催は今週末から中山に移るが、ムーア騎手はダートより芝のほう狙いやすそうだ。
距離別成績
表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
ダートでは距離による好走率の差はそれほど見られない。そのなかで得意なのは「1400〜1600m」で、若干数字が落ちるのは「1700〜2000m」や「2100〜2400m」。ただし、今週末からの中山では、ダートで得意とする「1400〜1600m」の設定がない。前項でも述べた通り、やはり中山のムーア騎手は芝を中心に狙うのがベターなのかもしれない。