エース不在、混戦マイルCSの特注馬! データ班自信の推奨は3歳サングレーザー
過去10年のデータから馬券の狙いどころを探る
マイルCSの人気別成績(過去10年)
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
配当面では馬連での万馬券が10・11年の2回。近2年は比較的堅めの決着となっているが、3連単で10万円以上となったのは4回。人気薄の伏兵が激走するケースも多く、混戦ムードが漂う今年も波乱となるかもしれない。
マイルCSの所属別成績(過去10年)
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
なお、外国馬の3着2回は09年・11年のサプレザによるもので、今年は海外馬の出走はなかった。
マイルCSの年齢別成績(過去10年)
表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
なお、3歳馬は3着1回のみで不振傾向。ただし、今秋の古馬混合重賞では先週のエリザベス女王杯のように3歳馬が好走するケースも目立っている。3歳馬不振というデータだけで軽視するのは危険かもしれない。7歳以上の高齢馬は09年カンパニー(8歳)の1勝のみと苦戦する傾向にあるようだ。
マイルCSの前走レース別成績(過去10年)
表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
前哨戦の富士S組は14年ダノンシャークら2勝も、連対率・複勝率は高くない。出走馬が同じく多いスワンS組は10年エーシンフォワードの1勝のみで、2着が5回と多い。スプリンターズS組は昨年のミッキーアイルが勝利。少数ながら、複勝率33.3%と優秀だ。
その他では京都大賞典組・安田記念組・府中牝馬S組から1勝ずつ。特定のレースだけでなく、多くのレースから好走馬が出ていることがわかる。今年は雨の影響で天皇賞・富士S・スワンSの上位3レースがすべて道悪の中で行われており、前走の内容と今回は分けて考えた方が良いのではないだろうか。