新種牡馬カナロア、オルフェの仔は走る? 両産駒のここまでの成績・傾向を総まとめ
G1に向けてますます加熱する2歳戦
ロードカナロア産駒とオルフェーヴル産駒の2歳戦成績(11/5終了時点)
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
対して、オルフェーヴル産駒は2歳戦勝利数ランキングで15位タイの7勝。ただし、重賞勝利数は2勝で、キンシャサノキセキ産駒と並んで最多となっている。ロックディスタウン(札幌2歳S)、ラッキーライラック(アルテミスS)と、ともに牝馬が重賞を制している。オルフェーヴル自身も京王杯2歳Sで10着大敗を喫するなど本格化するまでにやや時間が掛かっており、産駒も今後の成長力に期待する部分が大きいだろう。
では、それぞれの産駒の特徴を掘り下げて見ていくことにしよう。
ロードカナロア産駒の距離別成績(11/5終了時点)
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
ロードカナロア産駒のクラス別成績(11/5終了時点)
表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
また、500万下・オープン特別でも2勝ずつで非常に安定した好成績を残している。重賞は5頭挑戦してサウジアラビアRCにおけるステルヴィオの2着が最高成績だが、制覇するのも時間の問題だろう。ステルヴィオも新馬・コスモス賞と連勝、前走では後方から上がり最速の33秒5の脚で2着に突っ込んでおり、暮れの2歳G1でも楽しみな一頭だ。
ロードカナロア産駒の母父別成績(11/5終了時点)
表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
また、母父がサンデーサイレンスならびにその後継種牡馬の場合は勝ち切れないケースも多々あるようだ。