盾2着馬の妹フィニフティが桜候補に浮上 良血外国産馬スウィングビートには★6つ

競馬専門紙「優馬」

父は米トップサイアーの良血馬 スウィングビート

2着馬との差し比べを制したスウィングビート(青帽)(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

11/11(土) 東京6R 2歳新馬 ダ1600m
スウィングビート 牡 馬体重:474kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:内田博 厩舎:(美) 加藤征
生産:Shadai Farm
馬主:社台レースホース
父:Tapit
母:Backseat Rhythm(El Corredor)

 スタート一息で後方からの追走となったが、道中は折り合ってロスなく内目を回ることができた。直線を向いて残り400mで外に持ち出すと、そこから一気に加速し、先に抜け出した2着馬との差し比べをクビ差制した。流れが遅かったとはいえラスト2Fの11秒9−11秒7の決め手は優秀。今後は時計の短縮が課題になるが、3着には大差をつけており、素質はOP級とみて良いだろう。

馬体診断
 デビュー前の写真を見た率直な感想は「素晴らしい」の一言。胸前の発達した筋肉から胴〜腰へと流れていくラインはまさしくダート馬といった印象を受ける。ただ、実際にパドックでの姿を見ると、緩さも感じられた。馬体重は470キロ台と標準クラスなので、レースを使って成長していけば、もっと実が入ってくるだろう。脚元の造りからも力の要るダートは明らかに向きそうで、特にこの東京ダート1600mはピッタリ。

血統診断
 母Backseat Rhythm(バックシートリズム)は米の芝のGIウィナーだが、2歳時にはダートGIのBCジュヴェナイルフィリーズで3着に入った実績もある。本馬の父Tapit(タピット)は日本での認知度も高まってきた北米リーディングサイアー。日本での産駒は、フェブラリーS勝ちのテスタマッタや米三冠に挑戦したラニが有名である。産駒は器用さに欠けるタイプが多いせいか、東京コースでの活躍がとにかく顕著。本馬もその例に漏れないタイプと言える。

馬券の狙い目→忙しいコース・レース展開は合わない。東京コースが主戦場で、ユニコーンS(東京ダ1600m)が最大の目標。

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