エリザベス女王杯を勝ち切る馬の要素は? 過去の傾向から徹底分析!

JRA-VANデータラボ

3歳、古馬ともにG1好走実績を持つ馬がズラリ

 先週は大井でJBC競走が行われ、中央のG1はひと休み。しかし今週からは年末の有馬記念、ホープフルSまで8週連続でG1が行われる。その皮切りは牝馬の頂上決戦・エリザベス女王杯。3歳、古馬ともにG1好走実績を持つ馬がズラリと揃い、ハイレベルの戦いが見られそうだ。果たして頂点に立つのはどの馬か、過去の傾向を分析してみよう。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JV、馬天楼 for データde出〜たを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 過去10年、1〜2番人気は計【3.6.5.6】で勝率15.0%は物足りないものの、連対率45.0%、複勝率は70.0%と、馬券圏内確保という意味では安定した走りを見せている。ただ、表の右に記したように、過去5年の1〜2番人気は【1.3.1.5】で複勝率は50.0%とやや低下。かわって、5〜7番人気の好走馬はすべて過去5年から出現し、その5年間の合計【2.1.3.9】で複勝率は40.0%。単複の回収率は254%、158%になる。8番人気以下の好走は5年で1頭のみのため、穴を狙うならこの5〜7番人気あたりから選ぶのが良さそうだ。

年齢別成績

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 過去10年でも3着以内馬30頭中24頭を3〜4歳が占めるが、特に近年は3、4歳馬の好走が多く、過去5年の好走馬で5歳以上だったのは、12年の優勝馬・レインボーダリア(5歳)1頭のみだ。ただ、3歳の好走馬はほぼ上位人気馬が占め、3歳・6番人気以下の好走は13年の2着馬・ラキシスのみ。それも6番人気と、3歳馬に波乱の演出を期待するのは難しい。

枠番別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 枠番別の成績では、連対率で15%を超えたのは5、6、8枠と、連対候補としては外有利。ただ、勝率や複勝率ではわずかに1〜4枠が上回るため、1着候補か、3連複の候補か、券種によっても変わってくる点は要注意だ。また、表の右に記したように、5番人気以下の馬が1〜2枠に入ると計【0.0.0.30】。穴なら3枠より外の馬を狙いたい。

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