施行時期変更後4回目のデイリー杯2歳S 好成績騎手は岩田、福永、そして武豊

JRA-VANデータラボ

14年から再び11月に戻って今年で4回目

 日曜にはエリザベス女王杯が控えている今週だが、この土日にはほかにも計4重賞がめじろ押し。今回は、その中から土曜に行われる2歳G2・デイリー杯2歳Sを取り上げたい。94年から10月に移動し、14年から再び11月に戻って今年で4回目。そろそろなにか特徴は出ていないか調べてみよう。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JVを利用した。

デイリー杯2歳Sの好走馬と配当

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 まずは過去3回の好走馬を見てみたい。まず目につくのは、外枠の馬に好走が多いことだ。昨年は1枠1番を引いたタイセイスターリーが10頭立てで8着に敗退しており、好走馬9頭中7頭が6〜8枠。頭数が少ない中であっても、外めの枠を引いた馬を重視したい。また、14年の2〜3着を除く7頭は、通過順が道中3番手以内の馬ばかり。15年は外枠決着だったが、すべて先行した馬だった。そして騎手では、岩田康誠騎手、福永祐一騎手、そして武豊騎手がそれぞれ好走2回ずつ。この3人で3着以内9回中6回を占めるため、今年も騎乗馬がいれば要注目だ。加えて3年とも、1、2番人気の少なくともどちらかは連対しており、穴馬同士のワンツーは少し狙いづらい印象がある。

デイリー杯2歳Sの好走馬と前走

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 続いて前走関係のデータを見ると、前走が夏のローカルだった馬は2頭のみ。ほかの7頭は秋の阪神か京都開催に出走し、その7頭はすべて芝1400m以上だった。また、表1では先行馬の好走が多かったが、昨年の1、3着馬は前走では差す形。ただ、ともに出遅れを喫していたため、単純に前走の通過順だけで今回の位置取りを決めてしまわないように注意したい。

 前走クラスは、新馬・未勝利戦出走馬が9頭中5頭と、初勝利を挙げたばかりの馬が「通用する」にとどまらず、こちらの好走が多いほどである。また、9頭中8頭は前走3番人気以内の1着馬が占めている。

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