未来のダート王?グレートタイムに★6つ 母ディアジーナの黄金配合馬もデビューV

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 久しぶりの好天の中、3日間開催が行われた先週末の競馬。日曜京都ダート1800mの未勝利戦では、JBCレディスクラシックを連覇したミラクルレジェンドを母に持つグレートタイムが5馬身差で優勝し、高評価を獲得した。

母はダートの女王 グレートタイム

5馬身差で初勝利をあげたグレートタイム(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

11/5(日) 京都3R 2歳未勝利 ダ1800m
グレートタイム 牡 馬体重:470kg(±0)
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:ルメール 厩舎:(栗)藤原英
生産:社台ファーム
馬主:金子真人ホールディングス
父:キングカメハメハ
母:ミラクルレジェンド(フジキセキ)

 出遅れて中団からの競馬になったが、慌てることなくマイペースで追走。3角辺りから抜群の手応えで外目を進出すると、ラスト1Fだけで後続を5馬身突き放す圧勝劇を見せた。逃げた2着馬が上がり3F37秒8(2位)をマークする緩い流れではあったが、自身の上がりは36秒4と出色。スケール感溢れる走りで、血統面からも今後の活躍に期待が高まる。

馬体診断
 馬体重は増減なしだったが、初戦時より実が入ってきた印象で、特に後肢の踏み込みが強く深くなっていたのが目に付いた。ダート馬の割にコンパクトでスラッとして見せるのは、この血統の特徴でもある。とはいえ、全体的にはまだまだ成長途上で、完成するのは古馬になってからと見るのが妥当なところだろう。

血統診断
 母ミラクルレジェンドはJBCレディスクラシック連覇など、牝馬のダート路線で女王として君臨した名牝。祖母パーソナルレジェンドは米でGIIIを勝ち、GIでも2、3着がある。本馬の叔父ローマンレジェンドも東京大賞典勝ちなど活躍。父キングカメハメハの産駒は芝・ダート不問で、母父サンデーサイレンス系ではベルシャザール(JCダート)がいる。ダート馬の場合、本格化はやや遅めの傾向。

馬券の狙い目→現状では少し軽めのダートの方が良い。順調に成長を遂げれば古馬になってから第一線で活躍する可能性もある。

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著者プロフィール

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