さよなら2着!アドマイヤアルバに★6つ 雨中の圧勝劇○外デルタバローズにも注目
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
これまで2着4回 待望の初勝利 アドマイヤアルバ
5戦目での勝ち上がりとなったアドマイヤアルバ(左)(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
アドマイヤアルバ 牡 馬体重:472kg(+2)
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:川田 厩舎:(栗) 須貝
生産:ノーザンファーム
馬主:近藤利一
父:ハーツクライ
母:エリドゥバビロン(Bernstein)
スッと行き脚がついて道中は3番手。勝負所で外から押し上げていき、直線半ばで先頭に立つとそのまま押し切った。ここまで4戦して全て2着。それも上がり3Fは全レースでメンバー中1位。2戦目には中京2歳S(OP)にも出走、初戦で半馬身差だった勝ち馬フロンティアが新潟2歳Sを制しており、素質は折り紙つきと言える。待望の初勝利を挙げたことで次のステップへ。
馬体診断
7月の新馬戦時と比べると、馬体重こそ変わりないが、明らかに馬体の締まりが出てきた。レースを使い、成長してきたことで筋肉が付いてきたのだろう。パドックでの周回にも力強さ、メリハリが出てきたのは好印象。ただ、トモに成長の余地を残しており、ハーツクライ産駒らしく完成するのは古馬になってからになりそう。勝ち切れないのは馬体的な問題もあるが、性格面での影響もうかがえる。距離の融通は利くタイプで多少の道悪もOK。
血統診断
一番上の兄は中央未勝利に終わったが、本馬の上2頭は2勝、1勝。ただし、どちらも初勝利までには時間を要している。本馬の最大の特徴は4代母にキングジョージ連覇などGIを9勝した名牝ダリアを持つ点。そこから3代続けてノーザンダンサー系種牡馬が配合されており、ウインバリアシオンやアドマイヤラクティといったステイヤーと若干似た点がある。
馬券の狙い目→馬体の成長とともに詰めの甘さが解消し、距離適性が延びていきそうなタイプ。菊花賞戦線に顔を出してくるようなら面白い。
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