ヘンリーバローズに世代3頭目の★9つ! 好敵手ワグネリアンを超える高評価を獲得

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

鞍上に追われることなく4馬身差で快勝したヘンリーバローズ(左) 【撮影:日刊ゲンダイ】

 7月、中京歴代最速となる上がり3F『32秒6』をマークしたワグネリアンは続く野路菊SもV。今週はその新馬戦でハナ差2着に惜敗していたヘンリーバローズが満を持して再始動。文句ナシの勝ちっぷりでGI級の高評価ゲット!

待ってろワグネリアン! クラシック級の逸材 ヘンリーバローズ

9/30(土) 阪神3R 2歳未勝利 芝1800m外
ヘンリーバローズ 牡 馬体重:486kg(-2)
★★★★★★★★★ 9点〔GIクラス〕
騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗) 角居 
生産: ノーザンファーム
馬主: 猪熊広次
父:ディープインパクト
母:シルヴァースカヤ(Silver Hawk)

 7月の中京で迎えた新馬戦は『中京歴代最速』の末脚を繰り出したワグネリアンとの叩き合いの末、ハナ差敗れたヘンリーバローズ。自身も上がり3F32秒8という驚異的な数字をマークしており、その時点で素質に疑う余地は無かったが、2戦目の今回のパフォーマンスも素晴らしかった。スピードの違いでハナに立つと、そのまま追われることなくラスト3Fを11秒2−11秒1−11秒5でまとめ、4馬身差の楽勝劇。ワグネリアンとの再戦が今から待ち遠しい。

馬体診断
 馬体重こそ初戦からマイナス2キロだが、骨格などの全体的なシルエットは確実に成長を感じさせるものだった。パドックでは初戦時よりも集中力のある周回が出来ており、気性面にも進境があった様子。全体的なバランスの良さは、全兄シルバーステートと同様だが、まだ余裕残しの体つきであり、兄より瞬発力寄りという印象もある。成長の余地があるのは好印象で、距離の融通も利くタイプ。
 
血統診断
 母シルヴァースカヤは仏で2400〜2500mのGIIIを2勝。欧州時代の産駒には愛ダービー2着馬がいて、近親にはシックスセンス(京都記念)の名前も。全兄シルバーステートは新馬戦でアドマイヤリード(ヴィクトリアマイル)の2着。屈腱炎から復帰後、1000万〜1600万を連勝したが、再び屈腱炎を発症。まともならGI級の馬だっただけに、同様の素質を持つ本馬に期待がかかる。

馬券の狙い目→先行力・瞬発力・スピードの絶対値、そのどれもがハイレベルで、まさしくダービー候補の1頭と言って良いだろう。

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