挑戦したら、夢中になって笑顔になった。体験で感じる車いすバスケの魅力

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提供:TOYOTA

よしもと芸人と学生が車いすバスケ体験

ワールドチャレンジカップ内で行われた車いすバスケの体験会。観戦の楽しみを訴求するとともに、車いすバスケの魅力を伝える貴重な場となっていた 【スポーツナビ】

「車いすバスケを体験している時、みんなの表情が生き生きしているように見えましたね。新たな魅力あるものに出会えた好奇心というか、すごく楽しそうに見えました」(麒麟の田村裕さん)

 東京パラリンピックの開催まで、あと3年に迫っている。パラ(障害者)スポーツへの関心はますます高まっている一方で、パラスポーツがスポーツとして当たり前になっているかと言えば、まだ伸びしろは多い。そんな中、8月31日から3日間、東京体育館で開催された車いすバスケの国際大会「三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP 2017」(ワールドチャレンジカップ)では、日本代表の強化とパラリンピックムーブメントの拡大を図るため、世界トップレベルの車いすバスケの試合を行うだけでなく、さまざまなイベントも実施。トヨタ自動車は9月1日に大学生を集めたバスケットボールクリニックと車いすバスケ体験会を行った。

 車いすバスケは普段なかなか接することがないため、世界トップ選手のプレーのレベルの高さや、車いすでバスケを行う難しさを実感する機会は少ない。そこで学生たちに実際に車いすバスケを体験してもらうことで、その後のトップチームの試合の面白さ、すごさを知り、観戦の楽しみを訴求するとともに、車いすバスケの魅力を伝えていこうという取り組みである。

 イベントには、車いすバスケプレーヤーで、リオデジャネイロパラリンピック日本代表の藤澤潔と宮島徹也、2017年男子U23世界選手権日本代表の岩井孝義のほか、Bリーグのアルバルク東京でスクールコーチを務める塩野竜太、中村領介、応援団として、麒麟の田村さん、大西ライオンさんが学生と一緒に車いすバスケを体験した。

思い通りに動かない中で自由に動かすかっこよさ

悪戦苦闘しながら車いすを動かしいているうちに、夢中になっていく様子が分かる 【スポーツナビ】

 参加者は悪戦苦闘しながら、車いす操作や車いすからのレイアップシュートに挑戦。大西ライオンさんは「車いすを自由自在に動かす壮快さ、自由に動いてくれない不自由さが魅力です。その中で選手が自由に『キュッ、キュッ』とスピーディーに動いているのを見ると、『すごくかっこいいな』『自分も動かせるようになりたいな』と思ってはまっていきますね」と興奮気味に語ってくれた。

 実際、車いすからのシュート練習では、シュートした本人ももちろんだが、周囲も自分が決めたかのように喜び、ハイタッチしている様子が見られた。不自由な中で自由に動かすかっこよさに引かれていくのが、はっきりと見てとれた。

 この光景に、田村さんは「見ているだけだと分からない、体験してみて分かる気持ち良さと言いますか、難しいですが挑戦してみたくなるような興味深さが車いすバスケにはあります。みんなが夢中になってしまう魅力がある」と分析した。

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