神戸新聞杯出走のダービー馬に死角なし? データ鉄板も馬券妙味は別馬にあり
菊花賞へ向けて最重要の前哨戦
神戸新聞杯の人気別成績(過去10年)
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
複勝率でも2番人気馬60%、3番人気馬50%と上位人気馬が安定して馬券になっており、波乱要素が少ない一戦だ。菊花賞へ向けて上位人気に推された実力馬が力を発揮している様相となっている。
1番人気馬の結果と前走成績(過去10年)
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
なお、ダービー1着馬は4頭すべて1番人気に推されており、ディープスカイ・オルフェーヴル・ワンアンドオンリーが勝利、エイシンフラッシュは2着と連対を外していない。
ただし、勝った3頭のうち、菊花賞で三冠を達成したオルフェーヴルのみ2着に2馬身半つける圧勝だったものの、ディープスカイはクビ差、ワンアンドオンリーはアタマ差の辛勝。三冠クラスの馬でないと秋初戦を楽に勝ち切るのは大変という内容ではあった。
神戸新聞杯の前走レース別成績(過去10年)
表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
その他ではラジオNIKKEI賞組からは09年イコピコ、マレーシアC組からは一昨年のリアファルが勝利している。2・3着には宝塚記念組・白百合S組を除いて、前走1000万下特別組が並んでいる。データからは、ダービー組>前走条件戦の上がり馬となっている。
日本ダービー組の前走着順別成績(過去10年)
表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
一方、6着以下となると勝ち馬は出ておらず、連対率・複勝率もガクンと下がっている。前走10着以下では14年サウンズオブアース(ダービー11着)がワンアンドオンリーとアタマ差の2着に食い込んでいる。