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将来への期待とプロでの活躍は直結せず!?
「高校ビッグ3」と呼ばれた男たちの今

楽天・藤平が高卒新人トップを走る

楽天・藤平は、昨年の「高校ビッグ4」の中で頭一つ抜け出した感がある
楽天・藤平は、昨年の「高校ビッグ4」の中で頭一つ抜け出した感がある【写真は共同】

 8月6日、Koboパーク宮城の先発マウンドに、東北楽天の背番号19、藤平尚真が上がった。


 この日がプロ2度目の登板。梨田昌孝監督が「力で押せるようになって、たくましくなった」と試合後に評したように、立ち上がりから堂々たるピッチングを披露し、6回を4安打2失点。味方の援護に恵まれず黒星を喫したが、ドラフト1位ルーキーがプロの舞台で確かな成長の跡を見せた。


 中学時代から日本代表に選ばれ、名門・横浜高で背番号1を背負った藤平は、昨夏の甲子園で2試合計13イニングを投げて1失点、20奪三振をマーク。昨秋のドラフト会議では「高校ビッグ4」の一人に数えられた。もともとは寺島成輝(履正社高→東京ヤクルト)、高橋昂也(花咲徳栄高→広島)との「ビッグ3」だったが、夏の甲子園を制し評価を上げた今井達也(作新学院高→埼玉西武)の急浮上で「ビッグ4」に。現状、その中で1軍デビューを果たしたのは藤平のみ。好投手がそろった98年世代から頭一つ抜け出した形となっている。


 その藤平の1軍デビューは、6月16日の阪神戦(甲子園)。その時も5回を5安打2失点で負け投手となったが、梨田監督からは「使えるメドが立った」と評価を受けた。ファームではすでに2勝を挙げているが、1軍初勝利も手の届くところにある。

右肩故障に苦しむ甲子園優勝投手

昨夏の甲子園を制しドラフト1位で西武に入団した今井。その快速球が1軍で見られるのはいつになるか
昨夏の甲子園を制しドラフト1位で西武に入団した今井。その快速球が1軍で見られるのはいつになるか【写真は共同】

 「ビッグ4」の他の3人を見ると、藤平よりも早期の1軍デビューが期待されていた今井と寺島の2人が、ともにけがに苦しんでいる。


 甲子園優勝投手の今井は、春季キャンプ初日に右肩関節唇の炎症を発症し、1軍キャンプから離脱。4月15日の2軍戦初登板で1回1安打無失点、2奪三振の上々デビューも、その後再び右肩の違和感を訴え登板回避。6月に実戦復帰後、7月13日のフレッシュオールスターでは151キロをマーク。8月4日のイースタン・ヤクルト戦では5回1失点で“プロ初勝利”を飾ったが、同11日の楽天戦でまたも右肩炎症で緊急降板。ここまでは2軍戦で7試合15回1/3を投げて1勝0敗、防御率2.35と期待の高まる内容も、実戦復帰は9月下旬ごろになりそうだ。


 寺島は春季キャンプで第2クール初日にブルペン入りしたが、第3クール初日の2月11日に左内転筋の筋膜炎で離脱。4月29日に2軍戦で初登板も、その後は実戦から遠ざかり、ようやく8月19日のイースタン・楽天戦で公式戦2度目の登板を果たしたばかり。ここまでは2軍戦で2試合2イニングを投げ、1安打無失点という状況だ。


「ビッグ4」の中で唯一ドラフト2位指名だった高橋は、体力強化に励んだ後、6月10日に2軍戦初登板。7月27日からは先発で3試合に登板すると、8月17日のウエスタン・阪神戦では2番手で登板して3回を2安打無失点、4奪三振の好投で初勝利をマークした。ここまでは2軍戦で5試合17イニングを投げて、防御率が2.12。計19奪三振とボールの威力も十分で、今季中の1軍デビューもありそうだ。

ベースボール・タイムズ
ベースボール・タイムズ

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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