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消耗戦に挑むアメリカ帰りのエピカリス
日本一堅い重賞レパードSの記者座談会

競馬専門紙「優馬」トラックマン座談会

米国遠征からの帰国後初戦となるエピカリス
米国遠征からの帰国後初戦となるエピカリス【撮影:日刊ゲンダイ】

 新潟では3歳世代のダート重賞、レパードステークスが行われる。過去の勝ち馬には、トランセンド、ホッコータルマエなど、ダート界の頂点を極めた馬も名を連ねているが、今年も次代のダート王者がここから巣立つのか。優馬TM(トラックマン)陣が猛暑に負けない熱いバトルを繰り広げる。

陣営は慎重も 出てくる以上はエピカリスに逆らえぬ

デスク「過去8回の歴史で、1番人気馬が5勝、2番人気馬が3勝というデータが示すとおり、レパードSは“日本一堅い重賞”と言っていいかもしれんが、今年も人気馬には逆らえないのかな」


武井「そうですね。ここはエピカリスで堅いでしょう。昨年の北海道2歳優駿で2.4秒もの大差を付けた2着馬ヒガシウィルウィンが、7月のジャパンダートダービーを制覇したことを考えても、この世代のダートでは断然の力があることは間違いありません。問題は、ベルモントS取消から帰国しての状態となりますが、帰厩後の一本目となった先週の追い切りでいきなり好時計をマークし、直前も長目からこれまでにない意欲的な調教で迫力満点の動きを見せていて、不安は感じさせません」


大江原「ここはエピカリスと未対決の馬もいるとはいえ、脅かすまでの存在は見当たらないよな。取消の影響が少しでも残るのなら無理に使う意味もないんだし、出走する以上は力を出せる状態と考えていいと思うぞ」


小島「出走できていれば勝ち負けになったんじゃないかと思える前走の取消については、師も無念過ぎて多くを語りませんでしたが、症状自体は軽かったようですね。帰国後も慎重に慎重を重ねて調整してきましたが、最終追いの動きを見る限り、8.5分以上には仕上っています。個人的には8分のデキがあれば勝てると思っていたので、それ以上ならまず連を外すことはないはずです。僕の担当では超強気な調教師も多いんですが、萩原師はいつも慎重なタイプ。強気のコメントは聞けなかったとはいえ、特に弱気なコメントもなかったので、大丈夫でしょう」


デスク「○○師のコメントなんかは、コジがいつも誇張しているのかと思っていたけど、本当に強気なんだな」


久光「今回は先行馬がこれでもかと言うくらい揃った組み合わせになりましたが、エピカリスが好位に控えたとしても前を潰せるだけのポテンシャルを持っているので、ラストは間違いなく消耗戦になるはずです。そういう上がりのかかるレースになれば、タガノディグオの台頭も十分と見ました。長くいい脚を使える反面、一瞬のキレや反応は一息のタイプで、ダートで3着以内を外していないものの勝ち切れないケースも多いというのは、まさにそのキャラクターゆえでしょうが、今回はそのキャラが最大限に生かせるのでは、と考えています」


守屋タガノディグオは、いつもスタートが遅く、レースは中団〜後方からの競馬になってしまいますが、末脚はいつも使っています。前走のジャパンダートダービーにしても4角では7〜8頭分も外を回らされましたが、逆にいえばよくコンマ2秒差まで追い込んできたと言えますね。久光さんも言うように、スローペースは考えづらい流れで、せめて中団くらいにつけられれば、上位に食い込んできてもいいですよ。最終追いで鞍上の手がほとんど動くことなく好時計を出せたのにも好感が持てますし、大型馬なので使った上積みも見込めそうです」


細川「陣営は“ゲートでほとんどワンテンポ遅れてしまうが、強敵相手だと致命的”と言ってましたが、逆に“発馬でロスがなければ”十分勝負になる手応えはあるようです」


西田「陣営が強気と言えば、ハルクンノテソーロもそうですよ。一戦ごとに課題をクリアして、前走なども一旦は突き抜けるかというシーンがあったように、末脚に磨きがかかっています。高木師は“ジャパンダートダービーを使う選択肢もあったけど、軽いダートの方が向いているからね。距離もコーナー4回のコースも初めてだけど、コーナーを利用しながらうまく息を入れて流れに乗れれば”と、満更でもない様子でしたよ」


小野智ハルクンノテソーロは、デキも申し分ないですよ。“追い切りで好時計が出ましたが、手応え的にはまだまだ余裕がありました。距離延長も、掛かるタイプではないので、言うほど心配はしてません。とにかく楽しみですよ”という大野騎手の言葉を信じたいですね」

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