大阪桐蔭、横浜ら強豪校が第4日に登場 第99回全国高校野球選手権組み合わせ
夏連覇に挑む作新学院は第2日第1試合でセンバツ8強の盛岡大付と対戦 【写真は共同】
開幕カードは彦根東(滋賀)と波佐見(長崎)の公立校対決。選手宣誓は抽選の結果、滝川西(北北海道)の堀田将人主将に決まった。
以下、日程ごとの見どころを挙げていきたい。
第1日:8月7日
第2試合は亀岡京平、八塚凌二ら強打者が並ぶ済美(愛媛)と、福岡大会を1人で投げ抜いた技巧派右腕・石田旭昇を擁する東筑(福岡)が激突。
夏初出場同士の対戦となった第3試合。藤枝明誠(静岡)は高校日本代表1次候補に選出された右横手・久保田蒼布の投球に注目。2年生スラッガー上下大地を4番に据えた津田学園(三重)はチーム打率4割2分と破壊力がある。
第2日:8月8日
第2試合は松商学園(長野)と土浦日大(茨城)の対戦。松商学園は出場校最多の29盗塁を記録した機動力が武器。青柳真珠、直江大輔の本格派右腕2枚も失点が計算できる。久々の甲子園となる土浦日大は、チーム打率3割6分3厘を誇る強力打線が売り。ノーシードから勝ち上がってきた勢いもある。
関東対決となった第3試合。前橋育英(群馬)は、皆川喬涼、吉沢悠、高校日本代表候補の丸山和郁、190センチを超える長身右腕・根岸崇裕ら経験豊富な投手陣が頼もしい。山梨学院(山梨)は、石井友樹、吉松塁の投手陣2枚看板と、五十嵐寛人や栗尾勇摩ら潜在能力の高い打者が揃う。
第4試合の明徳義塾(高知)と日大山形(山形)は好カード。技巧派左腕・北本佑斗と右横手・市川悠太の投手陣が安定している明徳義塾。昨夏の甲子園で満塁本塁打を放った強打者・西浦颯大が予選1割台。甲子園までに調子が戻るか。日大山形は1番・鈴木琉生、4番・舟生大地の大型打者が、森田南々斗、近藤皓介ら投手陣を援護したい。
第3日:8月9日
第2試合は開星(島根)と花咲徳栄(埼玉)の一戦。予選18打点の西川愛也、大型スラッガー・野村佑希らを擁する強力打線に加え、149キロ右腕・清水達也と安定感のある綱脇慧ら投手陣を擁して投打に戦力が充実の花咲徳栄。2本塁打・10打点を記録した葉田翔人を中心とした打線が力強い開星が挑む。
第3試合は、チーム打率3割8分7厘の強打に、スライダーがさえるエース・斎藤郁也を中心とした投手陣が好投して戦後最長となる11年連続の甲子園切符を勝ち取った聖光学院(福島)と、チーム打率3割8分6厘の猛打で春夏通じて初の甲子園を掴み取ったおかやま山陽(岡山)が対戦する。
第4試合は春夏通じて初出場の早稲田佐賀(佐賀)と聖心ウルスラ(宮崎)の九州対決。早稲田佐賀は森田直哉と安在悠真の左腕2枚看板を中心に粘り強く戦う。聖心ウルスラは140キロの速球に力がある戸郷翔征を、破壊力のある打線がバックアップする。