今年も夏男! 3打席連続弾の巨漢助っ人が90%超の支持を集める!

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ヤクルトは連敗地獄を脱する

22日のオリックス戦で3打席連発の離れ業を見せた楽天・アマダー(写真左) 【写真は共同】

 各地で梅雨明けが発表され、いよいよ夏本番を迎えた日本列島。後半戦がスタートした7月17日から23日までのプロ野球を振り返る。

 セ・リーグでは、17日から甲子園を舞台に広島対阪神の3連戦が行われ、阪神が初戦を2対1で奪うも、第2戦、第3戦は広島が打線爆発で連勝。広島は続く中日戦でも勝ち越して貯金を25にまで増やし、依然として首位快走中だ。2位以下は混戦で、2位・阪神と3位・横浜DeNAは1ゲーム差。エース・菅野智之がリーグ一番乗り&自己最速で10勝目を挙げた巨人、先週2勝4敗とつまずいたが主砲・ゲレーロが好調を維持する中日も含めたAクラス争いが、さらに激しさを増しそうだ。その一方で、最下位の東京ヤクルトが球団ワーストの16連敗を喫した1970年以来、47年ぶりとなる14連敗。22日の阪神戦でようやく泥沼から抜け出して7月初勝利を飾ったが、果たして2年前のリーグ覇者の意地を見せられるか。今後の巻き返しを期待したい。
 
 パ・リーグでは、東北楽天、福岡ソフトバンクの2強が先週も白星を積み重ね、ともに5勝1敗で譲らず。「鷹の祭典」に沸くソフトバンクが後半戦5連勝スタートでゲーム差を一時0.5に縮めたが、東北楽天がアマダーの大活躍で貯金を球団史上初の30に乗せ、ゲーム差も1.5に戻した。その他、最下位の千葉ロッテが3勝2敗と調子上向きの一方で、オリックスが後半戦白星なしの5連敗。北海道日本ハムも埼玉西武に3連敗を喫するなど1勝5敗と苦しい戦いが続いた。

前週のトップ10

 さて、7月17日〜7月23日でもっともファンの支持を集めた選手は誰なのか? スポーツナビが運営するアプリ「スポナビ プロ野球速報」で実施している「みんなのMVP」。ユーザーが設定したお気に入りチームから勝敗に関係なく、各試合でもっとも活躍した選手に投票し、その試合のMVPを決める。両リーグ合わせての得票率週間トップ10は下記の通りとなった。

1位:7月22日 アマダー(楽) 91.7%
2位:7月18日 ウィーランド(D) 90.1%
3位:7月23日 岡田 明丈(広) 87.7%
4位:7月19日 甲斐 拓也(ソ) 85.8%
5位:7月23日 メッセンジャー(神) 83.5%
6位:7月19日 岸 孝之(楽) 78.6%
7位:7月21日 ロジャース(神) 74.1%
8位:7月22日 二木 康太(ロ) 73.8%
9位:7月17日 今永 昇太(D) 73.4%
10位:7月18日 大瀬良 大地(広) 72.3%

3打席連発の翌日にサヨナラ弾

 得票率トップに立ったのは、楽天の来日2年目助っ人・アマダー。22日のオリックス戦で、2回の第2打席にレフトへ10号2ランを放つと、4回の第3打席ではバックスクリーン右へ11号2ラン。さらに7回の第4打席でもバックスクリーン左へ12号ソロをたたき込み、球団史上初の3打席連続本塁打をマーク。第1打席でもヒットを放っており、この日は4打数4安打3本塁打5打点の大暴れ。ファンも迷いなく、身長193センチ体重135キロの大男をMVPに選んだ。翌23日にはサヨナラ弾を放ったアマダー。昨年は8月に月間8本塁打を放っており、今年は少し早めに“アマダーの夏”が到来した。

 2位に入ったのはDeNAの来日1年目右腕・ウィーランド。18日のヤクルト戦に先発し、8回を3安打無失点の好投で今季4勝目をマーク。安定感抜群のピッチングで勝利に貢献した助っ人右腕にファンの支持が集まった。3位に入った広島・岡田明丈も快投を披露した。23日の中日戦で6回までパーフェクト投球を見せるなど、7回途中2安打1失点で今季8勝目。6月末から調子を落としていたが、完全復調を印象付けるピッチングだった。

 その他、北九州で行われた19日の西武戦でソロ&3ラン&3塁打と3打席連続で快音を残したソフトバンク・甲斐拓也、同じく19日の日本ハム戦で7回1安打無失点10奪三振と貫禄の投球を見せた楽天・岸孝之がトップ10入り。また、来日初アーチ&同8年目で6度目の10勝到達を果たしたメッセンジャー、来日1号&2号本塁打を放ったロジャースの阪神助っ人勢もランクイン。全体を通して外国人勢の活躍が目立った後半戦の開幕週だった。

(テキスト:ベースボール・タイムズ)
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