【ノア】GHC王者・中嶋が前哨戦でケイジに完敗 ジュニア2冠王・石森組が開幕黒星発進

高木裕美

GHC王者・中嶋は前哨戦で怪力ケイジに完敗 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 プロレスリング・ノア「Summer Navig. 2017〜第11回グローバル・ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦〜」開幕戦となる13日の東京・後楽園ホール大会では、705人を動員した。
 メインイベントでは、中嶋勝彦&マサ北宮&潮崎豪組vs.ブライアン・ケイジ&丸藤正道&マイバッハ谷口組によるダブル前哨戦が実現。7.20大阪でGHCタッグ王座を争う丸藤&谷口組と中嶋&北宮組、7.27後楽園でGHCヘビー級王座を争う中嶋とケイジの間で火花を散らした。

怪力ケイジのパワー殺法が炸裂

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 先発を買って出たのは中嶋とケイジ。ケイジは前シリーズで元GHC王者の杉浦貴、潮崎からシングルマッチで勝利。その実績が認められ、王座挑戦権を獲得した。筋肉の鎧をまとったケイジは、中嶋を軽々と担ぎ上げてボディースラムで投げると、15分過ぎには、潮崎と北宮を2人まとめて眉山のような形で投げ捨て、中嶋にはセカンドロープからのブレーンバスターを敢行。

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 中嶋はそれでもケイジにドロップキックで反撃に出ると、さらにトラースキック、サッカーボールキック、ランニングキックから必殺技のヴァーティカルスパイクを狙おうとするも、ケイジは逆に中嶋を持ち上げて切り返すと、リフトアップしてコーナーに投げつけ、ドリルクローで完勝した。
 
 ダウンしたままの中嶋を踏みつけてマッスルポーズを決め、GHCベルトに顔を近づけてカメラマンに記念写真を強要したケイジは、「見て分かる通り、コンディションも最高だ。あのベルトもオレの腰に巻かれたがっている」とニヤリ。パートナーの丸藤も、「アンビリーバボー。トゥーストロング、トゥーマッスル。完璧すぎる」と、ケイジの暴れっぷりを絶賛し、「彼に負けないよう、オレたちもしっかりベルトを守る」と、タッグ王座死守を宣言した。

【写真:SHUHEI YOKOTA】

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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