目指すは世界の舞台!コスモインザハート 英ダービー登録済みという期待馬の★は?
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
阪神千六新馬最速タイムで勝利 コスモインザハート
内から抜け出したコスモインザハート(橙帽)が追撃を凌いでV(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
コスモインザハート 牡 馬体重:470kg
★★★★★ 5点〔1600万クラス〕
騎手:柴田未 厩舎:(栗) 西園
生産:栄進牧場
馬主:ビッグレッドファーム
父ハーツクライ
母マーゼリン(Barathea)
スタートは一息だったが、鞍上が押して中団へ。そのままインへ潜り込み、直線も狭い所を割ってスパッと抜け出した。ゴール前は2着馬の末脚が目立っていたが、勝ちっぷりは上々。高速馬場とはいえ、勝ちタイムの1分34秒0は阪神外回り1600mが出来てからの2歳新馬戦で最速。『英ダービーに登録済み』の期待馬で今後の成長に期待したい。
馬体診断
全体的なバランスは良いが、まだ全体的に成長途上な印象は拭えない。早い時期での勝ち上がりとなったが、完成するのは古馬になってからかも。スラッと伸びた四肢はストライドの広さも相まって中長距離への適性を感じさせる。操縦性は高く、気性面の不安もなさそうで、距離延長での期待度は高い。
血統診断
母は米GIで2着があり、弟は愛ダービー3着馬という血統。母の父Baratheaは愛2000ギニーやBCマイルなどを勝った一流マイラーだったが、父にサドラーズウェルズを持つので、中長距離への潜在的な素質はあるはず。血統構成として似ているのはアドマイヤラクティ(ダイヤモンドS、コーフィールドC)。
馬券の狙い目→じっくり成長を促して中長距離路線。となると菊花賞(京都芝3000m)路線が理想だが、広くて直線の長いコースの2000m〜2400mがひとまずの適鞍。