3打席連発の赤ヘル戦士に今季最高の支持!
交流戦はパが8年連続で勝ち越し
広島・丸は16〜18日のソフトバンク戦で4本塁打をマーク。特に16日の試合では球団史上6度目となる3打席連発の離れ業を見せた 【写真は共同】
交流戦2週目を終えた時点でパ・リーグの43勝28敗1分けだったが、先週はセ・リーグ勢が23勝12敗と巻き返しに成功。特に13連敗から抜け出した巨人が福岡ソフトバンク、千葉ロッテを相手に5勝1敗。同じく10連敗を喫した東京ヤクルトも先週は東北楽天、北海道日本ハムを相手に2カード連続の勝ち越しと意地を見せた。
それに対してパ・リーグ勢の苦戦が目立ち、勝ち越したチームはゼロ。ただ、交流戦1位をかけた直接対決ではソフトバンクが広島に勝ち越し。史上初となる3年連続の最高勝率チームに輝いた。同時に、雨天順延の1試合を残した状態で、パ・リーグの8年連続勝ち越しも決まった。
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前週のトップ10
1位:6月16日 丸 佳浩(広) 93.2%
2位:6月15日 パラデス(ロ) 89.1%
3位:6月19日 飯塚 悟史(D) 86.6%
4位:6月13日 薮田 和樹(広) 83.7%
5位:6月15日 宮崎 敏郎(D) 82.7%
6位:6月14日 中村 剛也(西) 82.2%
7位:6月14日 ゲレーロ(中) 80.7%
8位:6月13日 松井 稼頭央(楽) 79.5%
9位:6月14日 ロメロ(オ) 78.2%
10位:6月13日 金子 千尋(オ) 77.9%
3打席連発は広島球団史上6度目
2位に選ばれたのは、ロッテの新助っ人・パラデス。6月15日のDeNA戦で2打席連続アーチ。先発の唐川侑己が5回5失点で降板し、打線全体がわずか3安打と抑え込まれる中、ひとり気を吐く形となった。
3位には高卒3年目のDeNA飯塚悟史がランクイン。19日のオリックス戦にプロ初登板初先発すると、5回を2安打無失点、6奪三振と好投した。後続が打たれて初勝利はならなかったものの、若手らしい勢いのあるピッチングが光った。
その他、先週はやはり「一発」が目立った。6月13日は中日・ビシエドの2本塁打と阪神・俊介の3年ぶりとなる一発。翌14日には巨人・坂本勇人、オリックス・ロメロ、広島・鈴木誠也が2本ずつアーチを架け、西武・中村剛也は甲子園で自身初本塁打をマーク。続く15日はDeNA・宮崎敏郎がプロ入り初の満塁弾を放った。16日には西武のメヒア&秋山翔吾が広いナゴヤドームでそれぞれ2本塁打をマークし、広島・丸佳浩が前述の3連発。さらに17日は巨人・陽岱鋼の移籍後初アーチや、DeNA・白根尚貴のプロ初本塁打が生まれると、18日には巨人・亀井善行がサヨナラ弾に男泣きした。この中では宮崎が5位、中村が6位、ロメロが9位にランクインしている。
これらの一発が、ペナントレースの流れを変える契機になるだろうか。束の間の休みを経て23日より再開されるリーグ戦から、ますます目が離せない。
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