故障者が続々復帰…12球団の救世主は!? 上位チームは足場固め、下位は逆転へ
日本ハム・大谷は実戦復帰まで時間を要する見込み 【写真は共同】
オリックスは主砲復帰で再浮上
昨季はルーキーながら鮮烈な印象を与えたオリックス・吉田正。その打棒を1軍で見られる日を待ちたい 【写真は共同】
気になる大谷の復帰は!?
3位の埼玉西武では、森友哉の復帰が待たれる。3月5日のWBC強化試合・キューバ代表戦で死球を受けて左ひじを骨折。手術は回避してリハビリを続けている森は、順調に行けば交流戦終了後の復帰が見込まれ、今以上の強力打線が完成する。
そして北海道日本ハムでは、やはり大谷翔平の動向が鍵を握る。4月8日に左太もも肉離れを発症。当初は試合復帰まで4週間程度と言われたが、それが6週間、8週間とずれ込み、ついに2カ月を過ぎようとしている。すでに屋外でのフリー打撃で快音を残し、ダッシュも再開した模様だが、実戦復帰まではまだ時間を要する見込み。交流戦中の1軍復帰は絶望的で、少なくとも投手としての登板は後半戦以降が現実的だ。
2人の右腕が首位争いを盛り上げる
WBCでも先発を務めたソフトバンク・武田の復帰はまもなくだ 【写真は共同】
首位・楽天では、安楽智大に期待したいところ。高卒3年目の今季は先発ローテ入りが内定していた大型右腕だが、開幕直前に右太もも裏を痛めて離脱。5月3日の実戦復帰から徐々に投球イニングを増やしてきたが、登板4試合で結果を残せずに1軍復帰は先送りとなっている。梅雨の到来、連戦が続く中で先発陣は確実に疲弊する。高卒ルーキー・藤平尚真の1軍デビューも待たれるが、まずは“先輩”の安楽が結果を残すべきだろう。