【NEW】村上会がIGF軍に圧勝 村上が藤原組長と握手 船木が青木に完敗 7年ぶりギブアップ負け

高木裕美

IGF鈴川組完勝した“平成テロリスト”村上と“昭和のテロリスト”藤原NEW相談役がガッチリ握手 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 IGFプロレスリングの別ブランドNEWの「NEW第2シリーズ」が2日、東京・後楽園ホールで開幕した。
 会長を務めるアントニオ猪木が、5月24日に行われた新格闘技イベント「ISM」(7月24日、東京・後楽園ホール)の開催発表会見で、IGFについて「会社の整理という形で考えている」と話したことを受け、急きょ、大会のタイトルを「整理されるのか、続行できるのか」に変更。サイモン・ケリー・猪木取締役と選手は、この危機的状況にも「せいいっぱい頑張っていく」と一致団結を誓った。

“平成のテロリスト”が復活

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 メインイベントでは、因縁が生まれた鈴川真一&奥田啓介組と、村上和成&佐藤耕平組が激突した。
 村上は5.12栃木大会で鈴川を突如襲撃。3日後にはIGFミュージアムを占拠し、IGFの象徴であるアントニオ猪木看板を持ち去るという暴挙に出た。これに対し、鈴川&奥田が打倒・村上を掲げると、村上も佐藤とのタッグで出撃を予告。両者のタッグ対決が実現した。

「アウトオブ眼中」鈴川は見せ場なし

【写真:SHUHEI YOKOTA】

の異名を誇る村上は、ラメの入ったド派手なスーツ姿で登場。奥田は果敢にも奇襲攻撃を仕掛けるが、返り討ちにされ、場外での鉄柵、鉄柱攻撃で顔面から流血。村上に「アウトオブ眼中」と一喝された鈴川は、ほとんどリングに上がることなく、まったく見せ場のないまま、奥田が殺人キックで仕留められるのを見殺しにするしかなかった。

鈴川に藤原喜明相談役の張り手一閃

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 試合結果に納得のいかない鈴川がリング上で吠えていると、藤原喜明相談役が張り手一閃。逆に、藤原は村上には右手を差し出し、ガッチリと握手。昭和のテロリストと平成のテロリストが合体した。セコンドとして試合を見ていた青木真也にまで、「鈴川、おまえがしょっぱいからこうなってるんだよ。お粗末!」とこきおろされてしまった鈴川は、「シングルでやらせろ」と村上との決着戦を要求。一方、村上は「話すことねぇな」と、サッパリした表情で引き揚げていった。

セコンドとして試合を見ていた青木にも「おまえがしょっぱいからこうなってるんだよ。お粗末!」とこきおろされてしまった鈴川 【写真:SHUHEI YOKOTA】

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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