混戦・安田記念は今年も万馬券必至!? 荒れるマイルGI、データが語る高配使者
毎年8番人気以下の伏兵が3着以内に
安田記念の人気別成績(2007年以降の近10年)
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
勝ち馬以上に2着馬・3着馬は下位人気まで幅広く分布しており、特に3着馬は9番人気以下の人気薄が過半数の7頭と多く激走している。昨年8番人気1着のロゴタイプら毎年8番人気以下の伏兵が1頭は激走しているのが大きな特徴といえるだろう。
配当面では馬連での万馬券が10年・11年・14年の3回。3連単で10万円以上となったのは昨年を含めて7回と過半数を占めている。昨年は12頭と出走数が少なかったが、今年はフルゲート18頭となりそうで、波乱の目がかなりありそうだ。
安田記念出走馬の所属別成績(2007年以降の近10年)
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
関西馬は14年ジャスタウェイら4勝も、2・3着が7回ずつと多い。昨年は3着馬フィエロが該当しており、11年を除いて毎年1頭は3着以内に入っている。関東馬の3着以内馬がすべて9番人気以内なのに対し、関西馬は10番人気以下の穴馬が7頭も激走している。
「穴は関西馬から」というのは頭に入れておきたい。
なお、海外馬は20頭来日して、08年香港馬アルマダの2着1回のみ。ただし、上位人気に推されることは少なく、アルマダは5番人気での好走だった。外国馬で5番人気以内に推されたのは5頭で、【0.1.0.4】。今回は前走香港・チャンピオンズMの連対馬2頭が遠征してきており、上位人気に推されるようなら面白い存在となりそうだ。