日本ダービー過去10年データを徹底解析! 好走条件クリア最上位はペルシアンナイト

JRA-VANデータラボ

「競馬の1年」を締めくくるレース

 今週は日曜に東京競馬場で“競馬の祭典”日本ダービーが行われる。すべてのホースマンにとっての目標とも言われるこの一戦。翌週には2歳新馬戦がスタートするだけに「競馬の1年」を締めくくるレースとも言える。今年は1冠目の皐月賞が波乱の決着となったが、日本ダービーは果たしてどんな結果が待っているのか、データから分析したい。データの分析には、JRA-VAN Data Lab.とTarget frontier JV、馬天楼 for データde出〜たを利用した。

人気別成績

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 過去10年の人気別で好走確率が高いのは1、3番人気と、次いで5番人気。5番人気以内の合計で【9.7.4.30】複勝率40.0%、単勝オッズで見ると20倍未満で【9.7.7.37】同38.3%。優勝馬は10頭中9頭が1〜3番人気だ。特に近5年の連対馬はすべて5番人気以内から出ており、まず上位人気に推された馬、単勝20倍未満の馬は重点的にチェックしたい。

 4番人気以下から優勝したのは、10年の7番人気エイシンフラッシュ1頭のみ。同馬を含む7〜8番人気は計【1.0.4.15】で単複の回収率は159%、148%となるため、穴を狙うならまずこのあたりが注目だ。

馬体重・増減別成績

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 続いて馬体重別の成績を見ると、480キロ以上の馬が8勝を挙げ、複勝率もおおむね体重が重いほど高くなる傾向にある。480キロ未満の優勝馬は11年オルフェーヴル(444キロ)と、13年キズナ(478キロ)で、どちらも1番人気。2番人気以下から1着候補を選ぶなら、480キロ以上が条件だ。また、6番人気以下かつ480キロ未満の馬は【0.1.0.64】で、好走は08年2着のスマイルジャック(472キロ)のみ。穴馬も狙う場合も480キロがひとつの目安になる。今年は登録19頭中12頭が前走段階で480キロを割っており、当日の馬体重は見逃せない。

枠番・脚質別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 枠番別では1〜4枠が計8勝を挙げ、勝率〜複勝率すべてで5〜8枠を上回る。特に1枠の好成績が目立ち、単複の回収率も100%を突破。隣の2枠も3着以内に5頭を送り込んでおり、1、2枠が揃って連対を外したのは12年の1回のみ(ディープブリランテ→フェノーメノで枠連5−6)である。

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