混戦ダービー◎はアドミラブルではなく…現3歳馬を誰よりも見てきたプロの集大成

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の3歳馬チェック

 現3歳世代の初勝利をあげた馬すべてに★評価をつけてきた2歳馬&3歳馬チェックチームが、今週は日本ダービーの予想に挑戦します。先週のオークスは2歳女王ソウルスターリングが貫禄を示したが、ダービーは大混戦。チェックチームが集大成を託したのは一体どの馬か?

3歳馬チェック的 ダービー予想

チェックチームが◎を託したのはサトノアーサー(黄帽) 【撮影:日刊ゲンダイ】

◎サトノアーサー
○アルアイン
▲レイデオロ
△スワーヴリチャード
△アドミラブル
△カデナ
△ペルシアンナイト

 ◎は毎日杯から直行というローテを選択したサトノアーサー(★6つ)。その毎日杯は皐月賞を勝ったアルアインの2着。ロスの大きい競馬で0.1秒差なら悲観することもなく、2走前のきさらぎ賞にしても道悪と敗因はハッキリ。本当に良くなるのは秋以降かもしれないが、東京の2400mに舞台が替わる恩恵はこの馬が一番だろう。

 9番人気と低評価ながらレースレコードで皐月賞を制したアルアイン(★5つ)が○。サトノアーサーを負かした毎日杯でもそうだが、高速決着への高い適性はここでも期待できる。デビュー戦では競馬ぶりにやや重たさがあったものの、近走は序盤にポジションを取る競馬ができるようになり、二冠目も上位争いになると見る。

 ▲レイデオロ(★5つ)は皐月賞が4カ月ぶりの実戦。厳しい条件の中、それでも直線では馬群を縫うように伸びて上がり3Fはメンバー中2位をマークして5着まで追い上げた。ダービーへ繋がる内容だったのは確かで、叩いた上積みを考えれば逆転も視野に入る。

 △1番手には共同通信杯の勝ち馬スワーヴリチャード(★5つ)。6着に終わった皐月賞でもよく差を詰めてきたが、外を回るロスも大きかった。結果的には東京コースへの適性を再確認するレースとなった印象。△アドミラブル(★5つ)は青葉賞の勝ちっぷりから人気が予想されるが、完勝だったその青葉賞では不安要素も浮上しており、テンに行けない競馬内容から考えても押さえまでとしたい。

 △カデナ(★4つ)はマイナス8キロだった皐月賞からの馬体回復が鍵になるが、ハイレベルだった百日草特別2着があるように東京コースへの適性は高く、巻き返してきても不思議はない。皐月賞2着の△ペルシアンナイト(★4つ)はマイルのアーリントンC勝ちがあるが、デビュー時には血統や走法から中長距離向きと評価していた馬。今回も侮れない存在になりそうだ。

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