DeNA・平良、人的補償からの“恩返し”にファンも大喜び!

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パは西武と日本ハムが波に乗る一方…

プロ初勝利を挙げ、ラミレス監督とピースサインを見せる平良(写真右) 【写真は共同】

 大型連休明けの“五月病”とも無縁に、ペナントレースは熱戦展開中。今回は5月9日から14日までのプロ野球を振り返る。

 セ・リーグでは、阪神が3勝1敗とさらに貯金を増やし、2位・広島も3勝2敗と白星先行。3位・巨人は4試合連続完封を目指した菅野智之が阪神打線に捕まり黒星を喫すると、広島にも2連敗した。横浜DeNAは中日に勝ち越して勝率5割復帰もつかの間、阪神に2連敗してトーンダウン。一方、東京ヤクルト、中日の下位2球団は週末に星をつぶし合ったものの打線が活性化の兆しを見せており、今週に控える上位陣との対決が楽しみな状況だ。

 パ・リーグでは、首位・東北楽天と2位・福岡ソフトバンクが首位攻防戦で1勝1敗の痛み分け。その間に埼玉西武が4勝1敗で3位浮上、北海道日本ハムも打線が爆発し4勝1敗と波に乗った戦いを展開した。その傍ら、オリックスが泥沼の6連敗で最大8個あった貯金を使い果たし、4月5日以来の借金生活突入となった。そして千葉ロッテも5連敗。借金17を抱え、今週にも自力V消滅の危機を迎える。

前週のトップ10

 さて、5月9日〜5月14日でもっともファンの支持を集めた選手は誰なのか? スポーツナビが運営するアプリ「スポナビ プロ野球速報」で実施している「みんなのMVP」。ユーザーが設定したお気に入りチームから勝敗に関係なく、各試合でもっとも活躍した選手に投票し、その試合のMVPを決める。両リーグ合わせての得票率週間トップ10は下記の通りとなった。

1位:5月10日 平良 拳太郎(D) 82.0%
2位:5月10日 鈴木 誠也(広) 81.4%
3位:5月10日 坂本 勇人(巨) 78.7%
4位:5月13日 ビシエド(中) 78.6%
5位:5月14日 源田 壮亮(西) 77.9%
6位:5月13日 小川 泰弘(ヤ) 76.0%
7位:5月11日 ウィーラー(楽) 75.8%
8位:5月11日 倉本 寿彦(D) 74.7%
9位:5月11日 山田 哲人(ヤ) 73.8%
10位:5月14日 ダフィー(ロ) 73.4%

プロ初星には“ご祝儀”的な意味合いも!?

 得票率トップはDeNA・平良拳太郎だった。山口俊の人的補償(巨人にFA移籍)で加わった平良は、5月10日の中日戦(ナゴヤドーム)で移籍後初登板初先発のマウンドへ。5回3安打1失点の好投を披露し、古巣と新天地の両球団に対して“恩返し”となるプロ初勝利を挙げた。ラミレス監督と肩を組んでのピースサインを見せた21歳右腕に“ご祝儀”的な意味合いも含め、ファンの支持が集まったようだ。

 以下、快音を響かせたバットマンたちの名が並ぶ。2位に10日のヤクルト戦(神宮)で2本塁打5打点と爆発した広島の新4番・鈴木誠也、3位には同じく10日の阪神戦(東京ドーム)で2打席連続アーチを含む3安打4打点と大暴れした巨人・坂本勇人がランクイン。その他、9回に起死回生の逆転3ランを放った中日・ビシエド、今季初となる4安打の固め打ちを見せたヤクルト・山田哲人など、ここに来てようやく調子を上げてきた“主役”たちがトップ10入り。また、ルーキーながら正遊撃手として奮闘を続ける西武・源田壮亮も5位に食い込んだ。

 一方、あまりにも打ちすぎて、ランクインしなかったのが日本ハム勢。12日のロッテ戦(東京ドーム)で球団記録に並ぶ1試合7本塁打をマークするも、票数が各選手に分散。2本塁打を放った大田泰示も58.1%と支持を伸ばし切れなかった。

(テキスト:ベースボール・タイムズ)
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