【DDT】ベイリーに勝利の樋口和貞がDNAを“卒業” DDTに昇格へ
DNAが後楽園ホール初進出。樋口(中央)はDNAを“卒業”しDDTに昇格 【写真:SHUHEI YOKOTA】
DNAは「DDT NEW ATTITUDE」の略称で、「若い力が主人公となる新プロジェクト」として、14年11.28北沢タウンホールにて旗揚げ。以後、小・中規模会場を中心に定期的に活動し、今年2月からはエス・ピー広告株式会社に大会運営を委託。映像ディレクターの佐々木敦規氏を大会プロデューサー、お笑いトリオ東京03の豊本明長さんをアドバイザーに据えた新体制に移行し、聖地初進出を果たした。
大会中、早くも次回7.4後楽園大会の開催が決定。なお、同大会を最後に現体制は一区切りとなり、8.5新宿FACEでのビアガーデンプロレスからDNA第3章がスタートすることが発表された。
初後楽園のメーンは樋口vsベイリー
【写真:SHUHEI YOKOTA】
両者は昨年10.21新宿FACEで開催された「DNA−Grand Prix 2016」優勝決定戦で激突。ベイリーが12分48秒、シューティングスター・ダブルニードロップで勝利し、DNA初の栄冠を手中に収めた。
だが、樋口もDDT4・29後楽園大会で、タッグマッチながらHARASHIMAからピンフォールを奪取。さらにDDT最高峰のベルトであるKO−D無差別級王座に挑戦できる「いつでもどこでも挑戦権」も獲得し、一気にDDTトップの座も射程圏内に収める位置まで上り詰めてきた。
必殺の轟天でベイリーにリベンジ
【写真:SHUHEI YOKOTA】
7.4後楽園で卒業記念試合が決定
【写真:SHUHEI YOKOTA】
勝俣、鼓太郎を相手に奮闘も惜敗
【写真:SHUHEI YOKOTA】
タイガードライバーで敗れた2.23新宿のリマッチとなるこの一戦。3.14新宿では、鼓太郎と組んで、タッグマッチながら樋口からカサドーラで3カウントを奪う大金星を挙げた勝俣は、この4カ月間の成長を見せ付けるべく、鼓太郎のボディーへのヒザ攻撃を耐え、ビットからのファンネルをかわしてトペコンを見舞うと、さらにドロップキック、ミサイルキック。ムーンサルトプレスはヒザ剣山でブロックされるも、エンドレスワルツをこらえてローリングクレイドルで反撃。ブルーディスティニーをカウント2でクリアし、エルボー連打で食い下がるが、鼓太郎のマスドライバーについに力尽きた。
岩崎は桜庭との初の一騎打ちも完敗
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王者・竹下が同級生の上野と一騎打ち
【写真:SHUHEI YOKOTA】
子供の頃から生粋のプロレスファンで、現役高校生としてプロレスデビューした竹下に対し、上野は竹下の影響でプロレス会場に足を運び、そこで衝撃を受けてプロレスラーになることを決意。今回、エース対デビュー半年の若手による、21歳の同級生対決が実現する運びとなった。
竹下がジャーマンで貫禄の勝利
【写真:SHUHEI YOKOTA】
試合後、竹下が右手を差し出すも、上野は払いのけて握手を拒否した。
潮崎に完敗の鈴木が引退回避のチャンス
【写真:SHUHEI YOKOTA】
七番勝負中、1試合でも勝つか引き分ければ引退回避となる特別ルール。これまで、佐藤耕平、田中将斗という強豪選手に玉砕してきた鈴木は、豊本アドバイザーの進言通り、コスチュームと入場テーマ曲を一新。さらに、潮崎に向かってチョップ勝負を挑むなど、あえて真っ向から挑んでいくも、マシンガンチョップ乱れ打ち、豪腕ラリアット、ブレーンバスター、逆水平チョップからのショートレンジ豪腕ラリアットに撃沈。
リング上で涙を流す鈴木に、豊本アドバイザーは、次回大会で七番勝負を一気に終わらせるべく、次回は4対1のハンディキャップマッチとすることを発表。一見、不利のようにも思えるが、逆に「7分間で4人全員に負けなければOK」ということで、引退を回避できる可能性が高くなったと話すと、鈴木も一転、ヤル気を見せた。
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