内山監督「誇りをもってアグレッシブに」 U-20ワールドカップ メンバー発表会見
U−20W杯に臨むメンバー21名を発表したU−20日本代表の内山篤監督(右)と西野朗技術委員長 【スポーツナビ】
AFC U−19選手権で主力としてプレーした小川航基(磐田)、堂安律(G大阪)、中山雄太(柏)らが順当に選出されたほか、2016年11月〜12月のアルゼンチン遠征で初招集された15歳の久保建英(FC東京U−18)が飛び級で選出されている。
5大会ぶりとなるU−20W杯に向け、内山篤監督は「グループリーグを突破して、3試合のゲームは勝ち取ったので、選ばれた誇りをもってチーム力を生かして突破して、1つでも多く戦い、やるからには頂点を目指したい」と目標を語った。
グループDの日本は21日に南アフリカ、24日にウルグアイ、27日にイタリアと対戦する。
西野技術委員長「日本のサッカーをアピールしてもらいたい」
内山監督は「コンディションもパフォーマンスもベストを出せるメンバーを自信をもって選んだ」と自信をのぞかせた 【スポーツナビ】
内山篤(サッカーU−20日本代表 監督)
西野朗(日本サッカー協会 技術委員長)
西野 皆さん、こんにちは。本日はFIFA U−20W杯日本代表メンバー発表会に多数お集まりいただき、ありがとうございます。いよいよ20日から韓国でW杯がスタートしますけれど、これから内山監督より大会へのメンバーを発表していただきます。昨年の12月にアジア選手権、堅い扉でしたけれど、ここ4大会出られなかったその大会をこじあけまして、W杯韓国への切符を取りました。
6カ月あまり、非常に限られた準備期間ですけれども、その間、南米遠征、ヨーロッパ遠征を実施いたしまして、メンバーも最終的に、今日発表されるメンバー、本当に戦える、そしてチーム内での競争でも自チームでポジションを勝ち取って、そこで高いパフォーマンスを出した選手が選ばれることになりました。アジア代表、アジアチャンピオンとして、それにふさわしいチャレンジを堂々と、世界への発信をしっかりと取りながら日本のサッカーをアピールしてもらいたいと思っています。
今後、五輪、さらにその先のサッカー界を担うターゲットエイジになる選手たちです。今まで体感したことのない、それこそ規格外の選手と対戦することもあるでしょうし、想定外のチーム力に対応しなければいけないところも、間違いなく世界大会ではあると思います。初めての選手、チーム、経験になりますので、間違いなくその後のサッカー界にいい財産となってもらえることと期待しています。
この世代、U−20の代表チームだけではなくて、来週並行して韓国の本大会に入る、事前に日本でキャンプをするたくさんの参加国が日本でキャンプを行います。そのチームに対して、U−20のチームだけではなくて、U−20代表候補としてチームを編成して、代表チームは15日にホンジュラスと戦いますけれど、11日、13日と代表候補として2試合、親善試合を行いたいと考えています。
さらに6月にフランス・トゥーロンの国際大会へもU−19の代表チームを派遣しまして、この世代を多角的に強化しまして、継続的にさらに強化をしていきたいと考えています。とにかく、10年ぶりの世界大会でこの世代が韓国でどのようなサッカーを披露してくれるか、本当に楽しみでもありますし、この大会が成功することを期待しております。大会期間中、皆さんにはたくさんのご支援と協力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
内山 皆さん、こんにちは。それではU−20FIFA W杯、21名のメンバーを発表します。
<メンバー21名>
GK:
1 小島亨介(早稲田大)
12 波多野豪(FC東京)
21 山口瑠伊(ロリアン/フランス)
DF:
2 藤谷壮(ヴィッセル神戸)
3 中山雄太(柏レイソル)
4 板倉滉(川崎フロンターレ)
5 冨安健洋(アビスパ福岡)
6 初瀬亮(ガンバ大阪)
15 杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
19 舩木翔(セレッソ大阪)
MF:
7 堂安律(ガンバ大阪)
8 三好康児(川崎フロンターレ)
10 坂井大将(大分トリニータ)
11 遠藤渓太(横浜F・マリノス)
16 原輝綺(アルビレックス新潟)
17 市丸瑞希(ガンバ大阪)
18 森島司(サンフレッチェ広島)
FW:
9 小川航基(ジュビロ磐田)
13 岩崎悠人(京都サンガF.C.)
14 田川亨介(サガン鳥栖)
20 久保建英(FC東京U−18)
内山 2015年にこのチームをU−18で立ち上げまして、この2年間でのべ83名を招集しています。結果的には21名、今日、世界大会に向けてのメンバーを決めましたけれども、グループステージを突破して何とか決勝トーナメント、このチームを立ち上げてきて、みんなの思いを胸に1つでも多く試合をして、当然、グループステージを勝ち上がらないと4戦目がありませんので、決勝トーナメントからノックアウト方式ですので、1つでも多く、頂点を目指して、力を合わせてチーム力をもって戦いたいというのが抱負です。
今回の選考にあたっては、今西野技術委員長からお話があったように、2年間積み上げてきたものと、あとは対戦相手、それなりにいろいろなことが起こると思いますので柔軟性を含めた中で、今現実的にコンディションもパフォーマンスもベストを出せるメンバーを自信をもって選びました。ぜひ頑張りたいと思いますので、ご声援をよろしくお願いします。