カープファンも支持!広島のドラ1右腕・加藤の衝撃デビュー

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広島、楽天が好スタート

初登板初先発で9回1死までノーヒットノーランと衝撃デビューを飾った広島のドラフト1位右腕・加藤 【写真は共同】

 2017年プロ野球が3月31日に開幕した。今回は4月9日までのプロ野球を振り返る。セ・リーグではリーグ連覇を狙う広島が好調。開幕戦の阪神戦に敗れるも、その後8戦で1引き分けを挟む7連勝を記録した。また、高橋由伸監督が2年目を迎えた巨人は6勝2敗で2位と王座奪回へ好スタートを切った。

 一方、パ・リーグは東北楽天が7勝1敗で首位。2番ペゲーロ、3番ウィーラー、4番アマダーと攻撃的布陣を敷き、リーグトップのチーム打率2割7分2厘の打撃陣の破壊力が光る。2年連続日本一を狙う北海道日本ハムは2勝5敗と苦しいスタート。大谷翔平が9日に左太ももの肉離れで登録抹消され、中田翔も右足のケガとチームの主力の離脱が続き、栗山英樹監督がどう立て直してくるか。

前週のトップ10

 さて、3月31日〜4月9日でもっともファンの支持を集めた選手は誰なのか? スポーツナビが運営するアプリ「スポナビ プロ野球速報」で実施している「みんなのMVP」。ユーザーが設定したお気に入りチームから勝敗に関係なく、各試合でもっとも活躍した選手に投票し、その試合のMVPを決める。両リーグ合わせての得票率週間トップ10は下記の通りとなった。

1位:4月7日 加藤 拓也(広) 88.6%
2位:4月5日 鈴木 大地(ロ) 85.4%
3位:4月1日 バルデス(中) 83.9%
4位:4月7日 内川 聖一(ソ) 82.3%
5位:4月8日 岡田 明丈(広) 79.8%
6位:4月9日 西 勇輝(オ) 78.3%
7位:4月9日 北條 史也(神) 76.2%
8位:4月2日 九里 亜蓮(広) 75.4%
9位:4月1日 阿部 慎之助(巨) 75.1%
10位:4月5日 内海 哲也(巨) 73.7%

加藤、惜しくも大記録ならず…

 得票率トップだったのは、広島のドラフト1位ルーキー加藤拓也。4月7日の東京ヤクルト戦でプロ初登板初先発すると、右上手から力のあるストレートが程よく荒れ、7四球を与えながらも何と9回1死までノーヒットノーラン。1987年の中日・近藤真一以来となる史上2人目の初登板初先発でのノーヒットノーランが期待されたが…。

 9回1死一塁からバレンティンにレフト前ヒットを浴び、大記録はならず。その後も雄平にタイムリーを浴びて1点を失っての途中降板となった。昨年のドラフト会議では外れ外れながらも1位で指名された加藤。だが、初登板での衝撃デビューに、ファンからは88.6%と高い得票率を集めた。今後もリーグ連覇へ貴重な戦力となるのは間違いない。

敗戦も投打に活躍のバルデスが高評価

 2位は85.4%を記録した千葉ロッテの鈴木大地。4月5日の北海道日本ハム戦で、逆転2ランを放った。3位に入ったのは4月1日の巨人戦で先発した中日バルデス。試合は阿部慎之助の逆転サヨナラ3ランで敗れたものの、投げては7回途中1失点と好投し、なおかつバットでも先制ソロ本塁打を含む2安打と投打に活躍した。ファンからは83.9%の支持を集め、負け試合でもお気に入りチームに投票できる「みんなのMVP」の特徴がよく出ているランキングとなった。
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