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小久保監督「選手に敬意を表したい」
準決勝・アメリカ戦後会見
会見でここまで戦ってきた選手を称えた小久保監督
会見でここまで戦ってきた選手を称えた小久保監督【写真は共同】

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝、日本vs.アメリカが21日(現地時間)、ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われ、日本は守備のミスも絡み1−2で競り負けた。試合後は小久保裕紀監督が会見に臨み、敗戦後の心境を語った。


――僅差の試合で選手もよく頑張りました。まずは試合の感想と投手交代について教えてください。例えば千賀滉大投手をイニングまたぎで使ったことなどについてお願いします。


 おっしゃるように、選手はよく頑張りました。準決勝は一発勝負ということで、負けはしましたが東京ドームの(1次、2次)ラウンドからよく頑張ったと思います。千賀のところは、あの後もし勝ち越していれば交代で、点が取れなければ千賀で、と決めていました。


――(海外メディアからの質問)今日は2つの守備のミスで負けてしまいましたが、これは非常に珍しいことではないかと思いますが?


 そうですね。正直、2点ともミスから点が入りました。ただこれまでチームを救ってくれたのは彼ら(菊池涼介、松田宣浩)のプレーですので責められません。ただ、条件的に、これはお互い様ですけど、雨が降っている状況で、日本では人工芝が主流というなかでの一発勝負という難しさはあります。


――アメリカの投手陣は非常にバリエーションが豊富で打ちあぐねたと思いますが、戦前の予想と違っているところがあれば教えてください。


 打席に入っているわけではないのですが、横から見ていた印象と選手の話を聞くと、1次、2次ラウンドの投手も(ボールを)動かしていたのですが、(準決勝は)スピードがやはりワンランク上で、なかなかバットの芯で捉えられなかったという印象です。

「これで契約は満了になる」

準決勝で先発し、6回1失点(自責点は0)の好投を見せた菅野
準決勝で先発し、6回1失点(自責点は0)の好投を見せた菅野【写真は共同】

――2013年の監督就任からこの大会を目指して指揮を執ってこられたと思いますが、この大会を終えて今後日本代表の指揮を執り続けたいお考えなのか、それとも違う考えがあるのか、お聞かせ願えますか?


 13年からこの大会に向けてやらせていただきましたが、これで契約は満了になるということです。


――(海外メディアからの質問)日本は非常に良いチームと対戦してきましたが、メジャーリーグでプレーできると思う日本選手は誰でしょうか?


 ちょっと難しいですけども、今日の菅野(智之)であり千賀であり、失点はありましたが、彼らは強力打線相手にしっかり投げることができていたと思います。


――(海外メディアからの質問)本塁打や安打をたくさん与えたわけではないのにもかかわらず、2つのミスがもとで敗れたのは非常につらいのではないでしょうか?


 ミスをしたほうが負けるということですね。ただ何度も言うように、彼らを責めることはできません。


――攻撃では菊池選手の本塁打が出ましたが、大会を通じて本塁打など長打で勝ってきた印象があります。今日は日本としてはそういう攻撃ができなかったのか、それとも世界一を取るにあたってこういう舞台でも長打を打てる強さが必要なのか、その辺のお考えはいかがでしょうか?


 あれだけの選手がなかなか芯で捉えられないということは、普段から動くボールに対してプレーをしているわけじゃないので、その中でメジャークラスの動くボールへの対処の難しさを感じました。ただ、大会を通じての本塁打という点では非常に評価できると思います。

「やり切ったと言えばやり切った」

――相手チームの選手が全員メジャーリーガーというのは今大会では今日が初めてでした。そのチームに対して2対1というのは、攻守でどこが足りなかったのでしょうか? 今後また侍ジャパンが世界一を奪還するために足りないところはどのあたりにあるのでしょうか?


 動くボールへの対応はずっと言われていますが、ただ(日本の)リーグが、フォーシーム主体でやってるわけですから、それをどこで訓練するんだっていう話になります。ただ、何て言うんですかね、選手はリスクを顧みず球界を引っ張っていくという使命感でやってきたので、それについてはしっかりと敬意を表したいと思います。ここまで日本球界を引っ張ってくれた選手たちだと思います。


――ここまで指揮を執ってきて、今日の試合は悔いが残るものだったのでしょうか? やり切ったという感じはあるのでしょうか?


 まあ、やり切ったと言えばやり切ったのですが、ただ勝てなかったというのは事実です。あとは周りが評価することだと思います。

永塚和志

1975年、茨城県生まれ、北海道育ち。英字紙『ジャパンタイムズ』記者で、プロ野球やバスケットボール等を担当。日本シリーズやWBC、バスケットボール世界選手権、NFL・スーパーボウルなどの取材経験がある

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