サトノダイヤモンドがデータ上でも鉄板 阪神大賞典は完全に相手探しの1戦だ
サトノダイヤモンド、有馬以来の登場
過去10年の阪神大賞典好走馬
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
おそらく今年は、実績からサトノダイヤモンドが圧倒的1番人気に支持されると予想される。同馬にとっては好都合の傾向と言える。特にゴールドシップのように芝2400m以上のG1で勝利実績がある馬の信頼度は、かなり高い。同じ1番人気でも11年のコスモメドウや10年メイショウベルーガ、08年ポップロックはG1の勝ち鞍がなかった。その実績がない場合は、1番人気でも勝ち切るのは大変で、連軸候補として考えることになる。格的にはゴールドシップやオルフェーヴルの方がはるかに上であり、その両馬はここで連対を果たした。よって、サトノダイヤモンドは休み明けでも、走ってくるだろうし、加えて勝利が求められる。
阪神大賞典1番人気のオッズ別成績(過去10年)
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
G2ならば阪神大賞典、アルゼンチン共和国杯、日経新春杯といったレースで好走していることが望ましい。昨年優勝のシュヴァルグランや、10年のメイショウベルーガは前走日経新春杯で連対していた。G1であればJCや菊花賞などで3着以内の実績があればかなり有望と言える。
それ以外だと数は少なくなり、ダイヤモンドSや万葉Sといった年明けの芝3000m以上のレースで前走好走していた馬にチャンスがある程度。長丁場の重賞実績がカギを握るため、大きな波乱も起きにくいと言える。