小久保監督「哲人は打つと話していた」 日本vs.キューバの試合後会見
「菅野でやられたらしょうがない」
――今日の勝利を振り返って?
やはり同じチームと2度目というのは非常にやりにくさを感じました。菅野(智之)自身はキューバ戦は初めてだったが、(キューバ打線は)1次ラウンドよりもさらに振りが鋭かった。特にキャッチャーの選手(7番・アラルコン)の振りがポイントになっていました。でもその後、打線が粘り強く追い付いて、中継ぎも頑張って、よく逆転したなと思います。
――先発の菅野が4回4失点で降板したことは誤算だったと思うが?
送り出した時点で、菅野でやられたらしょうがないと腹はくくっている。まぁ、本人は最少失点で、という思いでしたでしょうけど、チームが勝って何よりです。
――山田選手を1番に戻したが、その意図は?
(オランダ戦は)バンデンハークに対しての打線、打順だった。左を並べたかった。そうじゃないので戻しただけです。今日は練習から良かったので、打つという話をしていたら、本当に打ちました。哲人の1番というのは、長打もあるので相手ピッチャーからすると非常に嫌だと思います。
「犠飛を打ってくれた内川はさすが」
基本的に同点の時はキャッチャーはそのままと決めていたんですけど、今日のあそこは勝負だな、と。「こういうシチュエーションになったら行くぞ」という細かな指示の中で、(代打に)行く、行かないが大変なんですけど、さすがと言いますか、あそこで犠飛を打ってくれた。あの1点で今日は行けたと思いました。
――明日のイスラエル戦へ向けて?
得失点差を考えずに勝てばロス(準決勝の舞台となるアメリカ・ロサンゼルス)に行けますんで、勝ちに行きます。
――今日の勝利で少し気が楽になったのでは?
いや、明日勝たないと1位通過じゃないので、まったくそんな余裕はないです。今日のことは今日で、過去です。明日、勝ちに行きます。
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