小久保監督「哲人は打つと話していた」 日本vs.キューバの試合後会見

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 第4回ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表は14日、2次ラウンドE組2戦目となるキューバ戦に8対5と勝利した。日本は2連勝とし、決勝ラウンド進出に大きく前進した。試合後、日本からは小久保裕紀監督、山田哲人、内川聖一、キューバからはマルティ監督が会見に出席し、試合を振り返った。

「菅野でやられたらしょうがない」

以下は小久保監督の一問一答。

――今日の勝利を振り返って?

 やはり同じチームと2度目というのは非常にやりにくさを感じました。菅野(智之)自身はキューバ戦は初めてだったが、(キューバ打線は)1次ラウンドよりもさらに振りが鋭かった。特にキャッチャーの選手(7番・アラルコン)の振りがポイントになっていました。でもその後、打線が粘り強く追い付いて、中継ぎも頑張って、よく逆転したなと思います。

――先発の菅野が4回4失点で降板したことは誤算だったと思うが?

 送り出した時点で、菅野でやられたらしょうがないと腹はくくっている。まぁ、本人は最少失点で、という思いでしたでしょうけど、チームが勝って何よりです。

――山田選手を1番に戻したが、その意図は?

(オランダ戦は)バンデンハークに対しての打線、打順だった。左を並べたかった。そうじゃないので戻しただけです。今日は練習から良かったので、打つという話をしていたら、本当に打ちました。哲人の1番というのは、長打もあるので相手ピッチャーからすると非常に嫌だと思います。

「犠飛を打ってくれた内川はさすが」

――8回のチャンスで小林(誠司)に代えて内川を送ったが?

 基本的に同点の時はキャッチャーはそのままと決めていたんですけど、今日のあそこは勝負だな、と。「こういうシチュエーションになったら行くぞ」という細かな指示の中で、(代打に)行く、行かないが大変なんですけど、さすがと言いますか、あそこで犠飛を打ってくれた。あの1点で今日は行けたと思いました。

――明日のイスラエル戦へ向けて?

 得失点差を考えずに勝てばロス(準決勝の舞台となるアメリカ・ロサンゼルス)に行けますんで、勝ちに行きます。

――今日の勝利で少し気が楽になったのでは?

 いや、明日勝たないと1位通過じゃないので、まったくそんな余裕はないです。今日のことは今日で、過去です。明日、勝ちに行きます。

次ページは山田、内川の一問一答。

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