ディープブリランテ産駒の新星リカビトス 高レベル牝馬戦線オークス想定オッズは?
競馬専門紙「優馬」の3歳馬チェック
休養効果でステップアップ 牡馬を撃破のリカビトス
前を行く牡馬勢を大外から豪快に差し切ったリカビトス(青帽)(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
リカビトス 牝 馬体重:428kg(+12)
騎手:C.ルメール 厩舎:(美) 奥村
生産: ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム
父:ディープブリランテ
母:エンシェントヒル(エンドスウィープ)
初勝利時の評価:★★★★★ 5点〔1600万クラス〕
昨年10月の新馬戦以来の競馬で馬体重はプラス12キロ、それも新潟のマイル戦から中山の2000mへと条件が替わり、牡馬相手と中々に厳しい条件。出遅れて後方からの競馬になったが、強気に大外を進出して直線へ。逃げ粘るマイネルズイーガー(フリージア賞3着)をゴール前で豪快に差し切ってしまった。決して弱くはない牡馬を相手にこれだけのパフォーマンスが出来たのは評価できる。
■オークス 想定単勝オッズ
(→)1番人気 ソウルスターリング 3.3倍
(→)2番人気 リスグラシュー 4.5倍
(→)3番人気 アドマイヤミヤビ 5.8倍
(→)4番人気 フローレスマジック 8.4倍
(→)5番人気 ミスエルテ 12.2倍
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(NEW)10番人気 リカビトス 45.0倍
長所
初戦と全く違う条件でも結果を出せたように柔軟な適応力がある。休ませたことで馬体も成長、特に前肢から胸前にかけての頼りなさが解消してきた。母がダートの追い込み馬だったこともあってか、馬体重の割にパワーがあり、レースぶりからは2400mもこなせるだろう。
短所
初戦と同様にスタートの悪さは課題ではある。ただし、脚質的には割り切って後ろからいけるというメリットでもあるが。脚元を含めた体質面に弱い所があるようなので、順調にレースを使えるか、という点が気掛かりでもある。