小久保監督「一生忘れることのない試合」 オランダvs.日本の試合後会見

スポーツナビ
 第4回ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表は12日、2次ラウンドE組初戦となるオランダ戦に延長11回タイブレークの末、8対6と勝利した。試合後、日本からは小久保裕紀監督、中田翔、牧田和久、オランダからはミューレン監督が会見に出席し、試合を振り返った。

「ある程度失点は覚悟していた」

以下は小久保監督の一問一答。

――延長までもつれ込む大激戦だったが、試合を終わっての今の感想は?

 あまり脳みそが動いてません(苦笑)。

――実際に戦ってみたオランダの印象は?

 正直、ある程度の失点は覚悟しないといけないかなという思いの中で、5点、6点は取らないと厳しい戦いになるとは読んでいたんですが、それ以上の破壊力だった。決して日本の投手陣も悪いわけではなかったと思いますけど、さすがメジャーリーガーの打線だなというのを感じました。

――その中で日本が少しだけ勝ったところは?

 勝ちたいという執念、それとやっぱりチームの和じゃないですかね。それしか最後はなかったと思います。

――延長タイブレークの攻撃を振り返って?

 タイブレークの回に選手が引き上げて来たときに鈴木誠也にはバントで行くという話はしました。きっちり一発で決めてくれて、そこで頼りになる5番がきっちり仕事をしてくれた。その後の牧田もよく凌いだと思います。

「中継ぎ陣の準備はしやすくなった」

――9回に牧田投手ではなく則本(昂大)投手を投入した理由は?

 今日は則本で行こうと。理由はないです。

――小林(誠司)選手が攻守に安定していて、序盤からチャンスでも代打を出さずに終盤に駒を残せるという意味でも大きいと思うが?

 ビハインドなら勝負に行きますけど、タイと勝っているときはあんまりキャッチャーは動かしたくない。最後、勝負に代走も考えたんですけど、その後の守りもあったので。

――練習試合や1次ラウンドのキューバ戦では中継ぎ陣の失点が目立ったが、今日の中継ぎ陣の働きは?

 ある程度、役割分担というものはしやすくなった。後ろのピッチャーにこういう形で行けばというのが見えて、準備もしやすくなったと思います。

――今日の試合で得た収穫は大きかったと思うが?

 そうですね。一生忘れることのない試合かなと思いますね。

次ページは中田翔と牧田和久の一問一答。

1/3ページ

著者プロフィール

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント