世界最強馬が参戦! 日本馬の勝算は? ドバイワールドカップデーを丸ごと展望
日本馬の連覇なるか、4歳牝馬ヴィブロスに期待
昨年のドバイターフはリアルスティールが快勝! 【Getty Images】
成長著しい4歳牝馬ヴィブロスにも一発の魅力十分だ(写真は昨年の秋華賞) 【スポーツナビ】
一方、日本馬コンビのライバルの中で、ひときわ注目を集めそうな1頭がフランスの4歳馬ザラックだろう。母は7戦無敗で凱旋門賞を制した2008年の欧州年度代表馬ザルカヴァ、父はジャックルマロワ賞、アイリッシュ2000ギニーなど欧州でG1を3勝し種牡馬としても数々のG1馬を輩出しているドバウィという超良血馬。昨年のフランスダービーでは2着に好走し、今年2月の前哨戦ドバイミレニアムSで重賞初勝利を挙げた。いよいよ才能開花を思わせる勝利で、この勢いは日本勢にとっては大きな脅威となるだろう。
実績なら地元期待のリブチェスターが上位だ。昨年のジャックルマロワ賞を制し、クイーンエリザベス2世Sで2着、サセックスS3着と、欧州の主要マイルG1で好走を続けている。ザラックには未知な部分がある分、リブチェスターを上と見る向きもできるが、デビューから8戦してマイルより長い距離を走った経験がない。1ハロンの延長をどう見るかが、同馬の取捨のポイントとなる。
2日続けて世界と日本のGI、贅沢な週末に
競馬の様々な魅力が詰まったドバイワールドカップデー、馬券を買って参加すれば楽しさは倍増だ 【Getty Images】
前述したように、JRAでは昨年から海外競馬の馬券購入が可能となり、2017年第1弾がこのドバイワールドカップデーとなる。日本馬が多数出走し、世界的に名前が知られている実力馬、日本でもなじみのあるトップホースたちが名を連ねているのだから、ここは日ごろ培った馬券の腕の見せ所。また、アロゲートのような希代の名馬の馬券を買えるレースなんてめったにないチャンス。競馬ファンならばこの機会を逃す手はないだろう。
ちなみに、例年通りの発走時刻だと、ドバイターフのスタートが日本時間26日0時30分、メーンのドバイワールドカップが行われるのは日本時間26日1時45分。深夜帯ではあるものの、翌日が日曜日だから、ここはぜひとも最後までレースを見てほしい。土曜の深夜にドバイワールドカップデー、翌日の午後からは高松宮記念と、2日続けて世界と日本のG1レースを楽しむことができる贅沢な週末になること間違いなしだ。
なお、発売方法はJRAのインターネット投票(対象会員は「即PAT」及び「A-PAT」)に限定され、「単勝」「複勝」「ワイド」「馬連」「馬単」「3連複」「3連単」の7式別を発売。独立プール方式での発売のため日本国内独自のオッズとなり、海外ブックメーカーとは異なるオッズになる。発売時間は3月25日の19時30分から、各競走の発走予定時刻の4分前まで。